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京都国立近代美術館で始まっている志村先生の展示『母衣(ぼろ)への回帰』、母も見たいそうなので、一緒に行くことに。朝起きたら雨だったから、うーむ、どうしようか、と思ったけど、家をでるころにはやんでくれた。
予報ではふったりやんだりだし、とにかく風が強いこともあり、京都にしては人がすくない。美術館もがらがらだ。
先生が好んで使われる藍、臭木、刈安、梅、紅花、紫根、茜などの色。その色だけで織られた無地の着物が10着以上ずらっとならんでいた。展示作品なのでもちろんさわれないけど、その前に立ってみてるだけで、手にふれた感じがするような、匂い立つ色たち。そのほかにも、新旧たくさんの作品。こまかいグラデーションにならべられたたくさんの糸巻きからそれぞれ一本ずつひきだされ、ガラスの中でプリズムのように一列に集結させる、という展示もすばらしかった。あの展示方法を考えた人は、見栄えだけじゃなくて、先生の生き方とか作品の本質をよくみてる、と思った。(それとも先生本人がお考えになったのだろうか)
離婚され、幼い子ども二人を関東の母にあずけ、まわりから「早くまっとうな仕事をさがせ」といわれるのをふりきって、機織りを始められた先生。そんな若き先生が、限られた糸(糸を買うにもお金がいるから)を使って最初に織り上げ、みごと入賞された、原点ともいうべき作品「秋霞」も展示されていた。夜空にまたたく星々をみあげているときのように、時間がゆるすならば、もっとずっとながめていたかった。3月に作品の入れ替えがあるみたいなので、もう一度来たい。
しかし、幼稚園のお迎えの時間はせまるし、娘はおなかをすかせている。なごりおしいきもちを切り上げ、一階へ。生パスタのレストランでさっと食べ(注文まってる間に授乳)、タクシーで三条京阪駅へもどり、電車に乗る。
午後は園庭掃除の日だったので、駅からベビーカー押して園へ。きゅうそくにもどってくる現実、だけど、その現実の中にこそ夢があることを、わたしは先生から学んだ。
夕飯は、生姜焼き、新玉ねぎを生姜焼きの残り汁で炒めたもの、キャベツの千切りぞえ。かぼちゃときゅうりのサラダ、昨日のおみそしる残り。
一閑張は、色和紙、染めてきた紙とともに貼り終え、残るは底面のみ。その仕上げと、明日のおでんの仕込みをしようと思っていたのに、つかれはてて子どもたちと20時台に就寝。

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