3/24 MON

朝起きて、わたしと息子で朝食。千絵ちゃんは、朝から香衣ちゃんと会う予定だったので、近くの古きよき喫茶店を教えてあげた。かつてはうちの父や弟がよくその店にモーニングを食べに行っていた。午前中は息子のいつものペースに合わせて公園や園庭解放へ行き、買い物をしてから、茶店帰りの二人と合流。うちに戻り、息子に昼ごはんを食べさせ、寝かしつけて(実は10分くらいわたしも一緒に寝てしまった)、ほっと一息。この季節のわたしの定番パスタである、しらすと春菊とにんにくのスパゲッティをささっと作って、3人で食べ、その後お茶を淹れて、午後の陽だまりの中で語り合う。こころから楽しくって、ともに過ごす空間と時間から花の馥郁たる匂いがたちのぼるようだった。ひとりで集中する時間がふかまるほどに、本当に気の合う人との時間も濃密になる。そういう意味では、子どもの頃は、みんなとても孤独なのかもしれない。香衣ちゃんのだんなさん(絵描き)が絵付けした、という大皿をいただいた。
千絵ちゃんは今宵、関空から佐賀に帰るので、夕方、二人と息子を車にのせて、最寄り駅まで送った。友達を家に呼ぶのは久しぶりだったが、昼寝から起きた息子がぜんぜんさわがずにおとなしく一人で遊んでいたので驚愕した。本当にいつのまにか成長している。駅から帰って車をとめると、母が出てきた。「庭の花がいろいろ咲いているよ」といって。ラッパスイセン、梅、沈丁花。すみれもたくさんあったので、いくつかつんで、押し花にした。
夜は、きじ焼き丼、それから、昨日つんだ菜の花で卵とじ。ほろ苦い、春の味。千絵ちゃんがくれたトーマスの絵本(イギリス本場のだ)を息子はすごく気に入り、ずっと眺めている。

3/23 SUN

風邪完治。元気。天気もすばらしい。ひさびさに畑へ。
花は咲きみだれ、虫たちは飛び、春満開になっていた。都会にくらべて、劇的に春がくる。恒例のカップラーメンとおにぎりの昼食を食べたあと、じゃがいもの植え付け。とよみさんが買っておいてくださった種いもを、まずナイフで何等分かに切り分ける。半分とか4等分とか。切った分にちゃんと芽が残るようにカットする。そこに灰をつけて、畝にならべ、寒さよけにもみがらを撒いてから土をかぶせた。こうしてさっと書いたが、腰をかがめての作業なのでけっこう大変である。でも楽しい…。陽射しは初夏みたいで、暑かった。今度農業用に帽子買おう。どこにいってもけっこうすぐ「おうちかえる〜」という息子が、畑では全然いわない。シャツ一枚になって、ずーっと走り回っている。車もほとんど通らないし、最高の遊び場。「有意義な日」って英語でなんていうんですか、とこのまえ生徒さんからきかれて、一応「a productive day ですかね」と答えた。productiveの元の意味は「生産的」という意味だが、これで夏前にじゃがいもがたくさん取れたら、今日は本当にプロダクティヴな日だったといえるだろう。
1月にだめもとで植えたたまねぎも、半分くらいはちゃんと根付いていた。ほんとうにひょろひょろだったのに…と生命力に感動する。とよみさんのすすめで、菜の花の葉っぱをちぎって袋につめた。からし和えか卵とじにするつもり。
夕方帰ってきて、急いでお風呂に入って実家へ。ロンドンから帰国中の千絵ちゃんが、すでに到着していた。うちの家族とともにお好み焼きを食べ、その後うちのマンションに移動。息子を寝かしつけたあと、エルダーフラワーのお茶を飲みながら、いろいろ語る。お茶飲みながら深夜まで友人と話すなんていったいいつぶりだろう…。

3/22 SAT

よく晴れている。朝は風がつめたかったが、午後からは気温もあがり、着ていったコートを脱いで帰ってきた。
英会話バイト。とある生徒さんが、とつぜん来年度のお申し込みをキャンセルされた。スタッフの話によると、諸事情で今までのお仕事をやめ、3月からは日雇いのお仕事にうつられたので、経済的に厳しくなってしまったとのこと。土曜日のレッスンのあともお仕事に行かれることもあり、「お忙しいんだな〜」とは思っていたが、そうとう精神的にまいられていた模様。二日酔いで来られることも多かったが、お酒でものまないとやってられない、という状況だったのかもしれない。そして二日酔いでも遅刻せずにいつもちゃんとクラスにきてくださっていた。その他にも、会社が吸収合併されたり、お子さんが受験に失敗したり、ご自身が病気をされたり、といろいろ、みなさんほんとうにいろいろ抱えていらっしゃる。そんな中で一年間かよってきてくださったことに、感謝のきもちでいっぱいである。
昨日にくらべるとかなり体調はもどったが、それでも本調子ではないので、息子のあれこれが普段の10倍の負担となってのしかかってくる。トイレにつれていくのも、ごはんを食べさせるのも、歯をみがくのもすべてにとりあえず抵抗してくる2歳児をいつもは「はいはい」と受け流して、全然平気でやりすごしているのだが、体調が悪いと、こっちもいちいち「なんでやねん」となる。今日はかなりアキに助けてもらった。
夜は、なめこおろしうどん。なめこは昨日のうちに煮て味付けしておいた。あと、冷凍のちくわの磯辺揚げと、昨日のまるごと新玉ねぎと、菊菜も入れたので、存外立派なうどんになった。

3/21 FRI

寒の戻り。アキが先週引いた鼻風邪がうつって、ちょっとしんどい。ぼうっとする。家から見える山々は全体が茶色っぽかったはずが、気がつくといつのまにかところどころ緑になっている。季節のかわりめ。
畑に行こうか、と言っていたのだが、京都は雨で寒いみたいだし、明日からはまた春めくようなので、日曜に行くことになった。代わりにとよみさんちで、アキの誕生日祝い。何かのイベントごとに「ケーキ作りに行っていいですか」とメールするのだが、行くといつもすでに焼き上がっている。しかも2種類。だったらはじめから「ケーキ食べたいです」とメールするべきか。今日はお寿司も用意されていた。が、息子はとよみさん手作りのポテトサラダのみを一心不乱に食べていた。保育園に必要なエプロンなど、裁縫系のものはすべてとよみさんにお任せ。わたしはミシンすら持ってないので、ありがたいことである。
夜は、いろいろ残り物。あ、でもスープは作った。このまえクックパッドで見た、新玉ねぎを鶏ひきにくと和風だしでまるごと煮込む、というやつ。レシピにはないけど、とろけるチーズものせた。
昨日の「いいとも」に小沢健二が出演した動画を、くりかえし見てしまう。「サヨナラなんて云えないよ」やっぱり良い歌…。サビが「美しさ」から始まるのがすごすぎる。

3/20 THU

朝からしとしと雨。でも、冬のつめたい雨ではなく、春へすすむための雨。
冬の雨の日の定番作業となりつつある、りんごジャム作り。息子がおもちゃの包丁で切りたいというので、先に包丁でVの字に切れ目をいくつか入れてあげる。「ジャムを作る」という行程を考えれば限りなく遠回りだが、そもそもの目的は「雨の日の退屈をまぎらわす」ことなので、それに関しては、理にかなっている。でもやっぱり大人の包丁のようにさくさく切れないのがつまらないようで、すぐ飽きてしまった。いつもはりんごのかたちをかなり残すようにしているのだが、今日はもっと崩そうと思って、息子に「どろどろのジャムにするよ」と言ったら、「どろどろジャムはきたなくてたべられない」と言った。…ああ、いつも「おててどろどろやから洗ってき」とか言われるもんね…。とろとろって言えばいいのか。
しょうがないので、ふとんを敷いて、相撲ごっこ。しかし、息子とわたしが順繰りに勝つように設定されている八百長相撲である。
まぐろの「とんぼ節」を初めて買ってみた。東京でも福岡でも見たことない気がする。和歌山産、とあった。使い方がよくわからないので、適当にわかめと煮付けてみたら、わかめが煮汁を吸いこみすぎて、ぱさぱさになってしまう。息子はえらく気にいっていたが、わたしとアキはちょっとマヨネーズをつけて食べた。これじゃまんまツナやん。
夜、アルヴォ・ペルトの「鏡の中の鏡」をきき、アイスランド音楽を、というか、アイスランドを思い出す。

3/19 WED

雲ひとつない晴れ。汗ばむ陽気。一週間くらい前からウグイスもあちこちでないている。沈丁花も満開だけど、あの香りは、こんな快晴で暑い日より、まだすこし冬が残る日の方が似合う気がする。
午後、公園をストライダーではしごしていたら、暑くて、なんだか疲れを感じたので、駅前のマクドに入って、息子とソフトクリーム1つを分け合って食べた。息子初マクド。別に書くほどの記念でもないが。でも、食べ終わったら少し元気を回復した。マクドの100円ソフトはこれまでもアキとよく食べてきた。これからも3人で食べるだろう。
夜、アキからきゅうきょ「ごはんいらない」メールがきたので、今夜の分を明日に流用することにして、実家でごはん。着いたら、OTTAVAからタイミングよくアグスティン・バリオスのギター曲「森に夢見る」が流れてきた。母(←高校でクラシックギター部)いわく息子のテーマ曲だそうだ。バリオスがパラグアイのギタリストって、今日初めて知った。

3/18 TUE

一日じゅう曇っていて、いまにもふりだしそうな空。風もつよい。でも南風なのでぜんぜん寒くない。関東などでは春一番が吹いたそうだ。
夢に中学のバドミントン部の後輩が出てきた。卒業以来一度も思い出したことのない子だったのに、ちゃんと夢の中で名前を呼んでいた。I先輩、M先輩に会ったことがじわじわ効いてるに違いない。
母が「メゾンカイザー」というお店のパンを、知り合いからもらった、といって分けてくれた。わざわざ持ってきてくれた母には悪いが、そんなに好みじゃなかった。東京のパン屋さんでは、わたしとアキともに一番好きだったのは「ベッカライ・ブロートハイム」。ドイツパンの店。世田ヶ谷の中央図書館の近くにあったので、ついでによく行った。駅でいうと、桜新町が最寄りになるのかな?
夜は英会話バイト。
結局『たまゆらの道』から読み始めている。と同時に『乙嫁語り』も4巻まで一気読み。(5,6巻まだ借りてない)こまかく描かれた布地のデザインに目が釘づけ。しかも『たまゆら』をぱらぱらめくってると、ペルシャ織物についての章があって、全然関係ないと思われた二つの書籍がリンクしたので、読書のタイミングの必然性をみる心地。「地図でイランを見ると、東西の文化の要、なかでも織物文化の中心に位置しているのがわかる。東の中国は絹を、中央アジアの遊牧民は羊毛、南のインドは綿、西のシリアは羊毛や亜麻布といったように、織物の原産地がペルシャを取り巻いている」。この説明文は、『たまゆら』『乙嫁』のどちらにあってもおかしくない。(実際は『たまゆら』です)
そういえば、「ちえちひろ」が、山崎ナオコーラ氏が西日本新聞で連載するエッセイの挿絵を描くそうだ。今日が一回目かな。九州の方は要チェック。

3/17 MON

桜のつぼみがお豆みたいにふくらんでいる。コート着てたら汗かく陽気。
息子語録。とにかくきっちりしている彼は、わたしが「信号、青になったからいくよ」と言っても「あおじゃなくて、みどり」と訂正してくる。先日など「あ、ほら、青虫がいるよ」と言ったら、「みどりむし…」とつぶやいていた。たしかに厳密には緑色だけど、ミドリムシじゃ意味が違ってるよ…。アキがふすまのかげに隠れて、息子が呼ぶと、「はーい」と出てきてよくわからない踊りをおどる、という遊びが1年以上前からあるのだが、今日の夜、息子はおどってるアキを見て「かってにおどりだしたわ」と言っていた。呼んだのは君だよ!
志村先生(と娘の洋子さん)著『たまゆらの道』、それからずっと読みたかった、ゲーテの『色彩論』、そして弟が貸してくれた漫画『乙嫁語り』が今、手元にある。どれから読もうか迷う。
春キャベツと豚肉と大根おろしの重ね蒸しをまた作った。3週連続。今日は新鮮な野菜を使ったので成功。でもルクルーゼを使おうと思っていたのに、忘れてふつうのフライパンで作ってしまった。スナップエンドウと野菜天の炒め物は、てきとうに作ったわりに美味しかったし、色味も春っぽかった。

3/16 SUN

朝、息子がアキと公園に遊びに行ってるあいだ、洗濯物を干したり、ネットで調べ物をしたり。
それから、1月からはいてる息子の靴がぼろぼろなので、探しに。実は今まで、「3ヶ月しか履かへんのやから」と一足ずつでがんばってきたのだけれど、保育園に行くし、さすがにそれじゃまずいだろう、と2足買うことに。違うメーカーのものを1足ずつ選ぶ。息子は今15.5cmを履いており、計測してみると、やはりまたでかくなっていて、必要なのは16cm。試着しようとお願いすると、店員の女の人は「16cmはどの色も売り切れなんで、15cmとか17cmはどうですか?履いてみてください」と15/17cmの靴を実際に持ってきたので、呆れかえる。大人だって、1cmも違う靴なんてはけないでしょう。結局家に帰ってネットで探すと送料込みでもずいぶん安く見つかった。はっきり言って、実店舗がショールームと化している今の時代、お店の強みは接客がすべてだと言ってもよいと思うのだが、あれじゃだめだね。
午後は、奈良の山の方にドライブ。いままさに芽吹かんとする裸の木々が燃えるような色をしていた。上着はいらない。春。
夜は、実家で鍋。牡蠣をたくさん食べた。

3/15 SAT

半年に一度の歯科検診(息子ではなくわたし)。前回はまだ堺に住んでいたのだが、そのときの歯医者さんがすごく良かったので、わざわざ三国ヶ丘まで行く。行くと、駅構内の工事がかなり完成していて、引越してからたった半年くらいしか経ってないのにさまがわりしており、びっくりした。
帰ってきて、駅前のスーパーのお肉屋さんで揚げたてのコロッケを買い、家に戻り、3人であわてて昼ごはんを食べて、急いで保育園へ。今日は説明会。13時ぎりぎり!とすべりこんだら、だ〜れもいなくて、先生方が準備をしておられる。13:30からの間違いであった。おかげで一番乗り。全部で20~30人くらいのおやごさん。M先輩のご夫妻も。あいかわらずおきれいだな、と思っていたら、ぎょ!わたしの元憧れの I 先輩が!(2/20, 2/24の日記参照)子ども室の仕事として、様子を見にこられたのだろうか?と思ったら、違って、お子様が入園されるのだった。しかもうちの息子と同い年。知り合いじゃなければ、ごくふつうのママなのだけど、わたしにとってはとくべつなつかしい先輩の声、話し方に、ちょっとうっとりしてしまった。そして、もう一人。小中の同級生。それもただの同級生じゃない。小学校のときすごく仲が良くて、中学ではお絵描き教室も一緒だった純子を発見。二人子どもを連れてる!「じゅんこ!」と話しかけると、「え?!ここ(保育園)で働いてるん?」とあいかわらずちょっとズレてる…。子どもそっちのけで話しこんでしまう。プロのダンサーとして活動していて、旦那さんもダンサーで、今度、もともと実家だったところにダンススタジオをオープンするそうだ。子どもの頃から体操教室に通ってて、学校でも、マットや跳び箱などのお手本を見せるのはいつも純子だった。みんなに好かれて、人の輪の中にいて、でもとことんマイペースで、何も気にせず一人でお弁当食べちゃうような少し変わった子。その芯のところが何も変わってないのがうれしかった。帰り際、「子どもつれて公園行くとき、村田(わたしの旧姓)んちの実家の前通るねんけど、そのたび『あの子、どうしてんのかな〜。変な子やったよな〜』って思っとってん」と言われた。変だと認識してたのはお互いさまか。というように、今日は息子の保育園の説明会のはずが、ちょっとした同窓会になってしまったのであった。純子のとこの下の子も、うちの息子と同じクラス。2歳の新入生は息子をのぞくと4人だけらしく、そのうち2人が知り合いの子だなんて。
夜は、ちょっと豪華なうどんにした。一人サイズの鍋があれば、完全な鍋焼きうどんになるんだけどな。

3/14 FRI

昨日東京出張していたアキが今日休みをとったので、3人で車でnowakiへ。息子が大好きな絵本「りきしのほし」を描かれた加藤休ミ氏の原画展。加藤さんも在廊していらして、「おうちかえる〜」連発の息子ととことん遊んでくださった。息子はクレヨンで絵を描かせてもらったり、生まれてはじめてはさみを使ったり。「りきしのほし」の帯は白鵬が書いているので「すごいですね」と言ったら、「これで、本当に『かちかちやま』っていう力士が出てきてくれたらいいんだけどな〜」と笑いながらおっしゃったので「遠藤(四股名がまだついてない)なんてどうですかね」と言ったら「遠藤あらため、かちかちやま!最高ですね」と盛り上がった。きくちさんが息子にポン菓子をくださり、またすごい勢いで食べていた…。わたしも「しおや」さんの米粉のお菓子をひとつ買った。金沢のお店らしい。その後、四条の「永楽屋」で三色団子(花見だんご)を買い、大正に住むあつこのおばちゃんちに届ける。このおだんごはおばちゃん思い出の味なのだそうだ。最近は一人で出かけるのは難しくなってしまったので、持っていってあげると、すごく喜んでくれた。おばちゃんは幼い頃の、だんごにまつわる少し悲しい思い出を語りだし、初めてきくことだったので、びっくりした。帰り際、ちょうどケアマネさんが介護認定のためのチェックにやってきた。おばちゃんは全然ボケてなんかないのに、認知症の人に話しかけるかのような態度で「おなまえはぁぁ?」などと話すので、イラッとした。相手はあんたと同じ、立派な大人だよ。誰にでもマニュアル通り話すのはやめてほしい。おばちゃんは、特に怒ることもなく、ものすごく大人な対応をしていた。
『おれは歌だ おれはここを歩く』という絵本を買った。タイトルだけで、あ、これは今自分が生きてるのとは違う世界観をもった人たちのことばだ、とわかる。副題は、「アメリカ・インディアンの詩(金関寿夫 訳)」秋野亥左牟という人が絵をかいている。調べてみると、日本画家の秋野不矩氏の次男でいらした。詩と絵がよく合っている。

3/13 THU

朝から雨。ずーっと雨。買い物に行こうかと思ったけど、だいたいそろってるし、結局一日、一度も家を出なかった。
とにかく息子がひまを持て余しているので、つみきでいろいろ作ってみたけど、結局なにかの瞬間にひらめいた彼がすべてを「ティドマス機関庫」に見立ててしまい、トーマスたちをかざるための装飾品としての扱いになってしまった。それでもまだまだひまなので、ふとんを敷いて、その上で飛行機とかしてごろごろ遊ぶ。
息子には、目に見えない風船がついていて、公園に行ったり、ジュースもらったり、楽しいことがあるとその風船の数はふえる。風船がたくさんある間は、ひとりでも機嫌良く遊ぶ。でもずっと家にいると、風船は一つずつわれたりしぼんだりしていって、減ってゆく。そうなると、機嫌も悪くなり、やたらとわたしにまとわりついてくるようになる。その風船は、実は本当にささいなことで増える。たとえばわたしが料理してるときに、「卵をわるお手伝いをする」とか、一緒に歌をうたってあげる、とか。とにかく大人が本気でかかわればかかわるほど増える。だからテレビやDVDを見せても、「風船がない(減ってる)」状態だということを一時麻痺させて忘れさせるだけであり、根本的な解決にはならない。それから、大人がテレビ、パソコンや携帯を見ていると、彼らの風船はすごい勢いでバンバンバン!と割れてしまう。家事をしていても、そこまで割れないのだが。
そんな感じでテレビを基本あまり見ない息子が最近好きな番組、それは「大相撲」…。たぶん絵本「りきしのほし」の影響だと思われる。おかげでわたしもけっこうくわしくなってしまった。今日は、ルーキー「遠藤」が大関「稀勢の里」を破った場面で「おおおお」と歓声をあげてしまった。初日から横綱・大関戦が続いていて、4連敗中、しかし今日は故郷石川の穴水から30人の応援団がきている、というプレッシャーの中で!すごい! 穴水といえば、友人の地元なのだけど、「あなみず」と読めなくて長い間「アナスイ」と読んでいた。
夜はハンバーグ。雨もやんだので、ゴミを出しに出ると、空気がしっとりとしていた。

3/12 WED

晴れてあたたかいので、室池へ。山の中に入ると、吹きわたる南風がほほに心地よい。町の中にいるより、季節の変化がくっきりわかる。
2歳の息子は関西弁で生意気盛り。「おいで〜」と呼ぶと「おいでちゃう!」、「あかんで」と注意すると「あかんちゃう!」。それに対して「おいでちゃうちゃう!」「あかんちゃうちゃう!」と同レベルで返しているわたしもどうかと思うが…。大人の言うことをそのまま使うので、今日は室池で走って駐車場に向かうとき、振り向きざまに「ちゃんとついてきいや〜」と言われました。
プラレールトーマスシリーズなどの機械ものの調子が悪いときは、全部アキにまかせている。アキは場合によってはハンダで直したり、なんか色々やっている。このまえ電池が切れたとき、息子が「とーちゃんに なおしてって いう〜」と言うので「ママが換えたげるよ」と言ったら、「ママ…?」と心配そうにわたしを見上げる。「ママ、これむずかしいで、やめとき」と。……電池換えるくらいだったらわたしでもできますけど…。にしてもママの無能さがすでにばれていますね。
カレイの洋風スープ煮。トマトと玉ねぎをスライスしてカレイの切り身と並べ、ひたひたのコンソメスープで煮て、最後に塩こしょうで味をととのえて、少量のバターを落として完成、というレシピ。すごく簡単なので、けっこうよく作る。

3/11 TUE

晴れ。すごく寒かった昨日にくらべ、わりとあたたかい。三寒四温という言葉を実感する。
梅田の阪急でやっている「バムとケロ」原画展をみにゆく。母と息子と。なんとバムケロ誕生20年目にして、関西で初の原画展だそうだ。先週土日にサイン会もあったみたいで、サインほしいな〜!というミーハー心もあったのだけど、おそらく人がものすごくたくさんいそうなので、やめておいた。今日は、平日の朝だったけど、けっこう人がいたので、やめておいて正解。絵をゆっくり見るどころじゃなかったと思う。原画は、実際の絵本より少しサイズが大きいこともあり、じっくりこまかいところまで見ることができた。息子とともに、数えきれないくらい何度も読んでいるのに、まだまだあらたな発見がある。今日は、「バムとケロのさむいあさ」で、カイちゃんが凍りついている場面で、なにげにネズミ(名前わからない)もがんばってやかんでお湯を運んでいるのだが、氷がとけて、やかんが沈んでしまう→「バムとケロのおかいもの」でネズミがあらたにやかんを買っている!ということ、それから、「バムとケロのそらのたび」のりんご山の中に、さりげなくガラゴがいること(「もりのこや」のさいごのページにガラゴがいるのは気づいてた)を発見! とマニアックに楽しんだあと、グッズ売り場へ。バムとケロのおはしとスプーン、フォーク、それからおじぎちゃんの巾着など買う。バムケログッズに共通して言えることは、どれも物自体の品質が高いということ。すでに持ってるお弁当箱もコップなどもふくめて全部日本製。奈良で作られている。ほんとにしっかりしているので、長く使えそうだ。
展示をみたあと、8階のタリーズでお茶。息子はチーズ入りのパンケーキ、わたしはアサイーグラノーラ。バニラアイスとまぜて食べる。母は、ラテとサンドイッチを注文していた。
午後も母が息子を見ていてくれたので、そのあいだに、たまりにたまった銀行や郵便局などでの用事を片っ端からやっつけた。
震災から3年。黙祷。

3/10 MON

朝、大学病院へ。息子の前回のレーザーの経過チェック。たった2回で、本当にずいぶんうすくなった。もう誰にも「こけたの?」「ぶつけたの?」ときかれることはなくなった。次でおそらく最後になるだろう、とのこと。
ところで、千絵ちゃんと作っていた絵本のタイトルは「めのなかのみずうみ」。息子の顔のあざは、上記のとおりほぼ目立たなくなっているけれど、右白目は青いまま。日進月歩のレーザー技術のおかげで、消すことはできるみたいだけど、子どものうちはできない。以前にも書いたが、消すか消さないかは大人になった彼が決めたらいいことだと思っている。でも、大人になるまでに、「どうして自分の右の目は青いんだろう?」と思うときが必ずくる。そしてわたし自身も、「べつにあざがあってもいいやん」と思う反面、レーザー治療をしている矛盾。そして、いつしか、その思いは、物語となって浮かび上がった。この物語を絵本にしたいなあ…と思っていたとき、千絵ちゃんに「絵本を作りたいんだけど、お話をかいてくれないかな」と言われ、話がまとまったのである。物語のきっかけは、今書いたように、ものすごく個人的なもの。でも、千絵ちゃんと作業をすすめるうちに、その個人的な動機はうすくなった。ああ、そういえば、これって息子のために書いたんだっけ、という感じである。でも、届いた実物を見たら、わたしの中にあった矛盾がきらめいてみえた。息子の目の向こう側には、こんな景色が広がっていたのか…!と心がふるえた。矛盾がなくなったわけでは決してないけど、それも前に進む力のひとつだと思えた。絵の力だ。千絵ちゃん、ありがとう。素敵な絵本なので、もう少し多くの人に見てもらえる方法を、今考えているところ。
晩ごはんに、鮭のあらとじゃがいものスープを作ってみた。これは自作レシピ。こんぶでダシをとり、そこに鮭あらとじゃがいもを放り込んで煮て、塩こしょうで味つけするだけ、というすごくシンプルなものだけど、滋味あふれるスープになった。彩りにブロッコリーも浮かべて。
夜、一通の手紙が届く。涙が止まらない。

3/9 SUN

日曜日。しかしアキとともに5時台に起きる…。どこの老夫婦か。
10時頃息子を母にあずけ、アキと梅田へ。結婚式を挙げたレストランに食事に行く。こうして二人きりで食事に行くなんて、いったいいつぶりだろう。歩いていても、電車に乗っても、妙にしずかで、少しぎこちなく、二人だけの呼吸を思い出すのにしばらく時間がかかった。息子が生まれてたった2,3年でこうなのだから、20,30年子育てして、子どもが全員巣立ったあとの家はそれはがらんとするだろうな、と想像される。そのレストランに行くのも、式以来。わたしはイギリスから帰国して、大阪のことをまったくよくわからないままに決めた。今だったらたぶんそこは選ばないけど、後悔はない。最上階のフロアにあがると、あの日のことが思い出される。自分たちがどうのこうのというのは正直あまり覚えていないのだが、友人たちが待ち合いのロビーに集まってそわそわしてる様子が本当に印象的。友人の中では結婚年齢が早かったので、「これが生まれて初めての友人の結婚式」という友たちがほとんどで、わたしたちもだけど、彼らも緊張しているように見えた。1時間も2時間も前から会場に乗りこんできて、レストランの人たちを驚かせていた。今日も、食事はあいかわらずの美味しさ。デザートは、アマレット風味のティラミスだった。
夜は、実家でお好み焼き。母にはお世話になりっぱなし。
千絵ちゃんと作っていた絵本が仕上がって、今日届いた。

3/8 SAT

英会話バイト。気心知れてる人の家で「コーヒー淹れてもいいですか?」と許可を求める、という場面。男の人がコーヒー豆の絵のついたパックを手にもっている小さいイラストがヒント。’Can I make some coffee?’ みたいな感じの文章を予期していたら、ある生徒さんが ‘Can I have Tenshin-Amaguri?’と仰ったので、一瞬目が点になった。コーヒー豆を、天津甘栗と見間違えたらしい。その後全員で爆笑。
志村先生と社会学者の鶴見和子氏との対談『いのちを纏う』を読んでいる。副題は ―色・織・きものの思想―。鶴見氏は「長年きもの三昧を尽してきた」方だそう。氏いわく「私、きものほど自由な衣類はないと思うの。きものより自由なのはインドのサリーよ。……(中略)……自由というのは、この直線裁ちの形のないものに、自分の姿勢と思想と仕事、それと暮らしぶりで、ぴしっとそれを決めていくのよ。それできものも美しくなる。」具体的には、襟の出具合、おはしょり、腰ひもの位置、締め方、帯の位置などで決めてゆくそうだ。というものの、わたし自身、きものにまったく縁のない人生を歩んできており(七五三、成人式のみ、という…)全部想像上だけで「なるほど…」と思っている。でも、洋服以上に自分の生き様が全部出てしまいそうなので、やはりハードルが高く感じる。でも着てみたい熱が高まる。
夜は、昨日の残りのカレーや野菜スープなど。

3/7 FRI

天気予報でも「寒いですよ〜真冬日ですよ〜」と脅しまくるし、アプリで気温を見ても0度になっていたので、覚悟して外に出たのだが、思ったほど寒くない。たしかに気温は低いのだ。しかし、まぶしいほどの陽ざしと南風のおかげで、体感温度が上がったのだと思う。本当にめずらしい、素敵な気候。こういう、気候のこまかいグラデーションのおかげで日本人のこまやかな気質ができあがっている。と書いたのはいいけど、『いのちを纏う』で鶴見氏が「英語のグラデーションと日本語の暈しは違う」という趣旨のことを仰っていて、目からウロコが落ちる思い。でも、なんとなくはわかったのだが、実はいまいち説明できるくらいにわかっていない。
息子と京都へ。最近ずっと考えていたことに、ひとつ区切りをつけようと思って。誰かに会ったわけでもないし、ギャラリーや展覧会に行ったわけでもないし、でも、目的は達成できて、とてもすがすがしい気分。京都は、晴れていたけど、ときどき雪もちらついた。帰りはまた、京阪のパーシー号とトーマス号に乗ってから帰宅。パーシー号は今月でおしまいだそうだ。
母の誕生日だったので、花屋さんでスイートピーの花束を作ってもらって、あげた。

3/6 THU

晴れた空に、さあっと雲がかかって雪がふり、すぐに晴れてはまた雪、の繰り返し。夜、今日をふりかえると、妙にきらきらした印象になった。
100均で小麦ねんどを見つけて、なんとなく買ってみた。そしてさっそく遊んでみた。色つきのにしてしまったのを後悔。色がないプレーンの方が絶対使いやすい。っていうか、もう口に入れる年齢じゃないので、小麦ねんどである必要はないじゃないか。普通のねんどを買おう。色つきのを後悔したもう一つの理由は、息子のリクエストでとあるもの(ご想像におまかせします)を茶色で作ったら、必要以上にリアルになってしまったこともある。
先週作って感動した、キャベツと豚肉のかさね蒸しを今夜も作ってみたのだが、キャベツが春キャベツじゃなかったのと、大根が古くて水分が少なかったので、いまいちだった。みずみずしい新鮮な材料で、蒸気を逃がさない鍋で作るのがポイントだな。
寝てもさめても、あることについて考えている。寝てもさめてもっていうのは比喩じゃなくて、本当に夢の中まで出てきた。

3/5 WED

朝から雨。
部屋のそうじをしていたら、息子が「おえかきする〜」と言って色鉛筆をもってきたので、そうだ、と思いついて、絵の具セットを出してみた。色鉛筆は、まだうまく力を入れられないので、使いこなせていない息子だが、絵の具だったらふわっと描いてもはっきり発色するので、すごく楽しそうだった。出来上がった絵は、わたしから見ると、海にカラフルな魚が泳いでる雰囲気(あくまで雰囲気)なのだが、息子に「これ何の絵?」ときくと、きっぱり一言「うどん」……! その絵の具セットに入っているタオルは、わたしが小学校1年のときから使ってるやつ…。四半世紀たぶん一度も洗ってない。おそるおそる匂いをかいでみたけど、大丈夫だった (何が大丈夫だか)。さすがに処分した方がいいよな…。
図書館にいってみたら、「館内整理日」で休みだった。息子ががっかりしていたので、気を紛らわすためにコンビニに寄り、肉まんをひとつ買って、家に持ちかえる。帰る途中、息子は絵本『りきしのほし』の中のセリフ「おやつに肉まん3個食べたりするっす」を何度も言っていたが、3個どころか、皮しか食べなかった。
夜は、鰆とじゃがいもとブロッコリーのグラタン。

3/4 TUE

午前中は晴れて、気温もわりと高い。英会話バイトの研修。息子は母に預ける。
本社に行くと、天神校(福岡)のスタッフがいらっしゃり、おお〜と再会を喜び、みなさまによろしく、と伝える。講師の方々は、英語の仕事をメインにしている人もいれば、副職にしている方もおり、実にさまざまでおもしろい。今日隣になった人は、週末はプロとしてクラリネット演奏をしている、とおっしゃっていた。
研修のあとは、クラスがあったので、家に戻らずそのまま移動。少し早く着いたので、布屋さんをうろつく。息子の保育園の準備は、実は今のところそんなに必要ないのだけど、なんとなく。パターンごとに分かれている中で、自然と足は「トーマス」があるキャラクターものの布売り場に。子どもが生まれる前は、こういうキャラクターものは嫌だと思っていた。「長い目で見たら、ほんとに美しいものをたずさえて生活した方がいいに決まってる」と鼻息荒く考えていたのだ。今でもそういう気持ちはある。だけど、アンパンマンとかトーマスとかトイストーリーとか、そういう柄の数々を見つめていると、「きっと子どもが喜ぶだろう」と考えてその布を選び、袋やバッグに仕立てるママ(もしくはその他保護者)の祈るような気持ちが想像されて、切なくなった。かくいうわたしも、すでに息子用に「バムとケロ」のプラスチックのコップとお弁当箱を購入済みである。バムケロに関しては我が家3人全員でファンなので、なんの葛藤もない。ついでに自分の小学校入園のときのことを思い出す。キキララが好きだったのだが、童謡の本に載ってるキキララ(とその仲間)の絵の中から「好きなのを選び」と言われて、選んだものをあつこのおばちゃんが図案化して、多様な技法を使った刺繍とパッチワークで、それはそれはきれいな上靴入れと給食用のランチマット3枚を作ってくれた。もうかたちには残ってないけど、一生忘れられないと思う。自分の過去において「ほんとに美しいもの」と「キャラもの」がまさか両立していたなんて!

3/3 MON

晴れてるけど寒い。しかしくじけずに自転車でシーソー公園へ。
ひなまつり。うちのは、全体がテレビ台の上にのっかるような豆雛。先週、保育園に、天井に届くくらい立派お雛様が飾られていたので、今日見に行ったら、なんともうしまわれていた。「?」と思って通りかかった園長先生にきいてみると、「生活発表会の練習の場所がない、って言われて、今年は早くしまっちゃったんです〜(泣)」とのことだった。ここの保育園はこの春でようやく開園3年目を迎えるので、まだまだいろいろ試行錯誤の模様。園長先生は、穏やかでいつもどんなときでもニコニコしている白髪の女性である。しかし以前にふかくお話したとき、底がみえないくらい賢い人だったので、びっくりした。
ニュースで「ピーチ就航2周年」とやっていて、そうか、桃だから3/3に就航したのか、と今さら気づいた。
娘ではなく息子なので、なんとなくふつうの食卓。でもアキが「ひな祭りだから」ということで、デザートを買ってきてくれた。来年は、もうすこしちゃんとちらし寿司とかお吸い物とか作ろうかな。
息子が眠るのをしぶるとき、「ちょっとだけ寝て、それで起きて遊んだら?」と言うと、納得して目をつぶることがある。大人は時計を知っているので、ちょっとに感じても起きたら実は数時間経っていることを知っている。でも、もし時計がなかったら? わたし自身、子どもの頃、こういう種類の危惧をつねにもっていた。どういうものかというと、「もしかして、今ふつうにまばたきをしているこの1秒間のあいだに、実は100年経っているのでは? 誰かが時間をとめて、世界中の人も花も空気もとまってしまって、その誰かがまた時間を解除したら、わたしもみんなも、100年経ったことにまったく気がつかずになにごともなかったかのようにまた生活しはじめるに違いない」と。そして、「誰も気がつかなくても、わたしはその兆候を見逃さないぞ」ときょろきょろしたりしていた。今思えば、あきらかに、愛読書だった『モモ』の影響である。

3/2 SUN

雨で寒くなる、という予報だったのだが、晴れて、あたたかいままだった。こういうはずれ方はわるくないけど、初めからわかっていれば、違う予定が立てられたのにな…とも思う。でも、天気予報が完璧じゃないことに、すこし安心も感じている。
アキが知り合いからきいたという関西電力が提供している施設に遊びに行ってみる。場所は南港。これがまたものすごく微妙であった。外に少し遊具があり、室内でも遊べるときいたのだが、室内の設備はちょうど一年前に閉鎖されており、のこるはハンバーガーショップのみ。先週行ったモスで味をしめた息子が食べたい!というので、注文してみる。ハンバーグは注文のあとに鉄板で焼いていて厚みもあり、わりとちゃんとしていた。でも、それだけ。高速使ってきた甲斐はなかった。さっさと帰る。
家の目の前の公園は、「家の近く」というだけで軽くみているというか、そもそもわたしが子どもの頃から遊んでいたこともあり、まったくありがたみがないのだが、遊具も色々あるし、粘土質の山があって、そこでも遊べるので、意外と重宝する。でもその山も雨で流れて、昔にくらべたら、ずいぶん低くなったけど。一、二年前に、階段の横の斜面に石を配置して、カラフルな色で塗り分け、子どもが遊べる簡単なクライミングウォールになったのだが、誰かが「危ない」と通報でもしたのか、その数ヶ月後に石は灰色で塗り替えられ、「のぼるなきけん」という立て札がたてられた。そこが危険なら、公園の山などもっと危険である。子どもをばかにしている、と腹を立てていたのだが、子どもたちはもちろん、自分たちで危険かそうでないか察知して、かまわず遊んでいた。そうすると、灰色のペンキがはげて、またカラフルな色が少し顔を出している。よく見ると、立て札の文字も、いつのまにか消されている…。今日うちの息子にそこで遊ばせてみたら、上手にのぼって、おりた。アキと二人でクライミングだかボルダリングだかに行く日も近そうだ。
夜は、みそなべ。中華風のダシに白みそをといたスープがベース。とりだんごや野菜を煮て、柚子胡椒や豆板醤をつけて食べた。

3/1 SAT

朝からくもりぞら。今にもふりだしそう。湿度が心地よい。
携帯会社を変えている最中なので、今携帯が不通。なので、仕事にも持って行かない。twitterをやめてから、ほぼ携帯を見ることもなくなったけど、腕時計が嫌い(巻きつく感覚が)なので、時計代わりにしていたが、それすらしなくてよくて、なんだかからだが軽い。スマホって物理的に重たいしな。時計を見るついでに、メールがきてたらそれもチェックしたりしたり、気になることがあったらネットで調べたりして、便利なんだけど、腕時計以上に、何かに巻きつかれている感覚が強い。腕に巻かなくてよくて、シンプルに時間だけチェックできるものがあればいいのに…と考え、思い至る。懐中時計……。
息子が、ストライダーで走っていて「ゆきだるま!」という。でも雪なんてないし、それらしきものもない。よくよく話をきくと、「ゆきどまり」のことだった。そう言われてみると、たしかに似ている。
6度目の結婚記念日。式は大阪だったけど、その後すぐ東京→福岡だったので、大阪で過ごすのは初めてだ。7年目に突入。今日は特に何もしなかったけど、来週、式をあげたレストランに食事に行く予定。

2/28 FRI

春だねえ、とつぶやきたくなるような陽気。公園に行ったら、水たまりがあり、そこをストライダーでかけぬける息子。これも「だっせん」らしい…。でも、水しぶきあげながら水たまりの自転車で走るのは、とても楽しそう。わたしもちょっとやりたくなった。その後、小さな野原みたいなところを散歩。落ち葉と若葉がまざりあっているのをかき分けていくと、しゅっとした葉っぱとつぼみが。チューリップ? 帰ってきて、いったん玄関に入ったものの、息子の靴にどろがついていたので外に出てぱんぱんとはらっていたら、中から「ガチャ」という音が。最近、家の中でも、わたしが入ろうとすると目の前でわざとドアやふすまをしめるいたずらが息子の中で流行っているので、その一環であろうことはわかった。が、玄関のドアのかぎに手が届くようになっていたことは気がつかなかった…。ところが、しめたのはいいものの、あけることはできないようである。わたしの鍵も携帯も家の中。これは、多くのママが体験するという「子どもにしめだしをくらう」というやつではないか!よくきくパターンは、ベランダで洗濯物を干していたら…というものだ。でもベランダに関しては、息子は「あけて」と言うとあけてくれる年齢に達していたので、大丈夫だろうとタカをくくっていた。それがまさか玄関で…。そうだ、踏み台をもってこさせてあけさせよう、と思い、話しかけようと思ったのだが、息子はさっさと家の中に入ってしまっておもちゃで遊んでいる模様…。おいおい。実家にスペアキーがあるので、取りに行ってみたけど、ちょうど母は外出中でいない。うちのマンションに、母の知り合いがいるので、その方に頼んで、母に電話をしてもらい、帰宅した母がうちに来てくれて、40分後くらいにようやく入れた。最後の方は、息子も不安になったのか、踏み台をもってきて、あけようと努力してくれたのだが、あけてみると、手には、アンティークの鍵(おもちゃとして使ってる)をもっていた。中からは鍵じゃなくて手であけるのだよ…。
2月ももう終わり。なんだか色々あったような気もするけれど、現実にものごとががらりと変化したわけではない。めずらしく、手紙を書いている。

2/27 THU

雨。ひまなので、息子と実家へ。こうして「ひまなので」と書いても、決して自分のやりたいことをできるわけではない、という特殊な「ひまさ」である。
午後は、そうじをして、焼きりんごを作る。最近息子が好きな絵本「うちにかえったガラゴ」(バムケロと同じ作者:島田ゆか著)に出てくるのを見て、わたしも息子も食べたくなった。芯をくりぬいて、砂糖とレモン汁とバターを入れて、表面にフォークで穴をあけてオーブンで焼く。バターが加わるからか、ジャムを煮るときとはまた少しちがった、でもやっぱりいい匂いがキッチンいっぱいにひろがる。
夕方雨がやみ、また近くの公園で「脱線ごっこ」。ストライダーでみぞにはまる息子をひっぱりあげては、またみぞにはまるの繰り返し。だいぶ遠い目になってると思う、わたし。
息子は、わたしが「かんぺき!」というのを真似して「ぱんけき!」という。やたらおいしそうだ。
夜は、かわはぎ、ごぼう煮つけ。ついでにブロッコリーも同じ汁で煮た。あとは、高野豆腐ときぬさやの卵とじなど。

2/26 WED

昨日よりさらにぬくい。霞もあいかわらず。でも、福岡で3年間春を過ごしたあとなので、全然マシだな、と思う。黄砂が(おそらくpm2.5も)すごかった。たまに福岡の外に出て、市内に帰ってくると、砂漠の中の町みたいに、もうもうと黄色くかすんでビルがちゃんと見えない、というようなこともあった。しかしそのひどさを考慮してもなお、福岡は住みやすい街である。老後移住してくる転勤族の人が多いのもうなずける。
今朝起きて、心臓が縮むとはこのことだな、という事態が。ベランダの床と天井で突っ張ってあった物干ざおが倒れて、ベランダ側に飛び出し、そのうちの2本が洗濯バサミにひっかかったおかげで間一髪ぶらさがっている。完全に地上側に飛び出ていて、もし落ちて、下に人がいたら大事故になること必至。そ〜っとそ〜っと引っ張り上げて、どうにかことなきを得たが、しばらく手ががくがくふるえていた。数年使ってるので劣化したのだろう。もう捨てる。パニクって母に電話したのだが、引っ張り上げたあとに母は到着したので、単にお茶だけ飲んで帰っていった。
夜は、春キャベツと豚肉の重ね蒸し。冷蔵庫にあったにんじんと春菊と舞茸も重ねた。重ねるとき、肉の段で塩をふり、最後に大根おろしを汁ごと加えてフライパンにふたをして火が通るまで蒸す。これまで白菜でやったことはあったけど、春キャベツだととろとろになって、絶品。ごまだれやポン酢でいただく。またすぐ作りたい。

2/25 TUE

あたたかく、そして霞んでいる。天気予報でも「春霞」と言っていた。
夜は英会話バイト。今日はとよみさんが息子を見てくださる。彼女の誕生日だったので、本当にたいしたことないプレゼントだが一応お渡ししたら、ご自身の誕生日を忘れておられた。それくらい「自分」というものがうすい人だ。わたしもいつか、そういう心もちになれるだろうか。
バイト先にはまた「おためしレッスン」の生徒さんが。8年間ドイツに住んでおられる(今は一時帰国中)という30代の女性。英語に対して、ドイツ語が出てくるのが、おお!という感じ。でも、ドイツ語がそれだけできるなら、きっと英語もすぐ…ではないだろうか? (わたしはドイツ語のドの字もわからないので、ただの推測だが)同じクラスの生徒さんの中に、4月から一ヶ月、医学の研修でドイツに行かれる方がおられ、クラスが終わったあと、二人は連絡先を交換していらした。はっきり言って、わたしが教えた英語なんかより、そっちの方がずいぶん心強く、役に立つと思われる。よかったよかった。帰りの電車で、志村先生と白畑よし氏の対談本「心葉(こころば)」を読みはじめた。副題は「平安の美を語る」。
夕方作り置いた晩ごはんは、いわし、じゃがいも、トマトの重ねオーブン焼き。いわしは先ににんにくとオリーブオイルで焼きつけ、じゃがいももスライスでチンしてやわらかくしておくので、オーブンで焼く時間は10分、というレシピ。かつての旅の中で、いわしと言えば、ポルトガルだ。sardinha assadaと呼ばれる、イワシの塩焼き。今夜の料理もどこかポルトガルの匂いがする。

2/24 MON

雲ひとつなく、ジャケットも一枚薄手のものを選ぶようなあたたかさ。二十四節気では「雨水」の期間。たしかにこの気温だと、つもった雪もとけはじめるだろう。昨日ふかした紅あずま(さつまいもの一種)にバターと塩をつけて、朝ごはんのかわりにした。
保育所に提出するため、健康診断を受けに小児科へ。息子は食物アレルギーもないので、聴診器と口の中だけ見て、一瞬で終了。備考欄には「健康」と一言。ただただありがたい。その後、それとはまた別の書類を提出するため、市役所の子ども室へ。入るなり、I 先輩を発見。(2/20 THU の日記参照)目があったけど、向こうは気がつかない。わたしだって言われなきゃ今日まで気づいてなかったので当然だ。話しかけようかな…と思ったけど、何を話せばいいのかわからないので、やめておく。やたら自分を見つめる怪しい人だと思われてることだろう。先輩は、黒の品のいいバレッタで茶色い髪をまとめていた。
午後、さらに気温は上昇。ストライダーで公園へ。中学生の男の子二人がブランコに立ち乗りし、スノボのハーフパイプに見立てて遊んでいる。遊ぶ、というよりかなり真剣に自分だったらどう飛ぶか、などと話し合っていた。
夜は、息子と餃子づくり。まだうまくつつめないので、皮の両側をもちあげてまんなかだけとじてあげると、のこりの部分を彼がきゅっきゅとくっつける、という作業。自分で作った餃子を食べるのはとても満足そうであった。

2/23 SUN

晴れてるけど、風がつめたい。
息子とストライダーで近所の図書館へ。日曜日は、やっぱりパパと遊んでる子どもが多い。
図書館のロビーに、小学生が描いた環境系のポスターが張りだしてあった。「水を大切に」とか「リサイクルしよう」とかそういうキャッチフレーズの。わたし自身、そういうポスターを考えたり描くのはけっこう好きだった。でも、今考えてみると、それを「美術」のクラスでやるっていうのは、ちょっと納得がいかない。どちらかといえば「社会」ではないだろうか。小学校は、(美術は素人である)担任の先生が指導していて、むしろ納得できるような課題や指導の方が少なかった。習いごとで「おえかき教室」に行っていたので、そこでの楽しかった記憶の方が鮮明だ。
午後は、アキも帰ってきたので、公園へ。が、息子は遊具などそっちのけで、ストライダーで小さめのみぞにはまっては救助を待つ、という「脱線ごっこ」をまたしてもくりかえしていた…。その後、買い物など行く。日が落ちるのがずいぶん遅くなったな、と思う。
夜は、息子のリクエストでお好み焼き。「ソーセージもいれて」というので入れてみたら、けっこうおいしかった。
プロフィール

織田 りねん

Author:織田 りねん
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