5/31

今年初のすいかを買った。しかも一玉まるごと。熊本産の「祭ばやし」。ちょっと小さめだったからか(と言っても、小玉すいかではない)、600円!安すぎ。シンくんにさわらせてあげたら、大きくてしましま模様の球体にびっくりしたのか、おそるおそる手を出していた。そして包丁でズバン!と切りわけたら、真っ赤な色がいきなりあらわれて、ちょっとこわがっていた。たしかに、見慣れてなければ、すいかってけっこうショッキングな外見かも。外と中の差もすごいし。
塩麹を初めて買ってみた。使い方がよくわからないので、とりあえず冷しゃぶのお肉にもみこんでから、湯通ししてみたら、臭みがすっきり取れて、やわらかくゆであがった!これから色んな使い方を研究しよう。
最近、福岡市のこどもプラザによく行く。まだ歩けないので公園ではあんまりやることがないし、なによりプラザには赤ちゃんが喜びそうなものがたくさん置いてあって、シンくんもすごく楽しそう。正直わたしはそういう子育てサロン的なところ苦手かも…と思っていたけれど、実際行ってみると、意外と平気だった。集団の中にいても、自分の芯がぶれていなければ、余分な影響受けることなく、その場を楽しめるみたいだ。幼い頃、まわりの大人や子ども向け番組のお兄さんお姉さんが、子どもに対して、別の子どものことを「ほら、お友達だよ!」と言っていることにすごく違和感を感じていた。「友達ちゃう。知らん子やわ」と。わたし自身が新しい幼稚園に転入したときも、先生が「新しいお友達が来ましたよ」と言ってるのをきいて「初めて会ったのに友達なわけないやん。これから友達になるのに」といぶかしく思ったものだ。(この前そのことを母に言ったら、「…うん、気づいてた」と言われた。そうとう顔に出てたんだな)しかししかし、親になってみて、わかった。相手の名前も知らないし、でも無視するわけにもいかない状況では「お友達だよ」と言うしかないのだ。ということをアキに言ったら、「俺、シンくんの友達ちゃうのに『お友達だよ』って言えへん…」「えっじゃあ、お散歩連れてったときとかどうしてるん?」「『同じくらいの子が来たよ』って言ってる」「…わざわざ?」「…うん」うーむ、わたしより正直な人がこんな身近にいた。
子どもに何か注意をするとき、「みんな○○してるよ」という文句をよくきく。でも、その論理が通るときと通らないときがある。たとえば、電車の中で騒いでる子に「みんな静かにしてるよ」って言うのはOKだと思う。それは、自分一人別の行動をすることにより、他人に迷惑がかかる場合だから。でもたとえば、「ベビーカー乗らない!」って言いはってる子に「ほら、みんなベビーカーにちゃんと乗ってるよ。(だから**ちゃんも乗ろうね)」って言うのは、何かおかしい。その子がベビーカーに乗らなくても、困るのはママだけで、まわりのみんなは困らないからだ。推測するに、日本では他の国よりこの文句を使う頻度が絶対高いはず。だから大人になっても、必要以上にその論理に従って生きてしまう人が多い。子どもを育てるとき、その文句をできる限り使わないとなると、個々のケースに対応していかないとだめだし、子どもの言い分を根気づよくきかないといけなくなるので、面倒くさいけど、その手間を惜しまないようにしたい。

福岡のラーメンのこと

ラーメンのこと、と言っても、わたしは特別めちゃくちゃラーメン好き!ってわけじゃないし(ふつうに好き、くらい)食べ歩いたわけでもなく、ただなんとなく思いついたことや、推測したことをメモしてる程度の内容だということを、今回は先に断っておきます。(ラーメンについては、情熱を注いでる人が多いと思うので……)

福岡のとんこつラーメンといえば? この質問は、福岡の人と、福岡以外の人で答えがすごく分かれる気がする。福岡以外の人からは、「一蘭」「一風堂」などの声がよくきこえるし、実際わたしも、18歳のときに初めて福岡に遊びにきたときは、とりあえず「一蘭」に行った。味は…忘れました。でも、2年前福岡に来てからは、一回も行ってない。というのも、福岡の人は「一蘭なんて、全然だめ」的な態度を取る人が多く、そうなのかな、とわたしもなんとなく惑わされてた。でも、彼らをよく見ていると、「一蘭なんて」と言うポーズが福岡ッ子らしいからそう言ってるのではないか? と思うこともある。観光客が来なさそうな場所にもいくつもあるし、やっぱりそれなりにおいしいんじゃないかな? と最近は思うのだけど、今後行く機会があるかどうかは不明。福岡に来て一年目にアキが「とりあえず」と言って連れてってくれたのは「元祖長浜屋」。ラーメン一種類しかない。おいしいとかおいしくない、とかいう以前にその独特の空気にちょっとびっくりしてきょろきょろしてた記憶しかない。だってそこにいるみんながあまりにシステマティックに食べてるから…。福岡の人たちにとって、替え玉は常識らしい。まだ東京に住んでいる時、ひとりで福岡に家探しにきたのだが、不動産屋のおばちゃんになぜか「ラーメン食べに行こう」と強引に連れて行かれた。そのときもおばちゃんは二回も替え玉してた。女の人でも替え玉することを誇りに思ってるっぽかったので、男の人は「替え玉しないなんて男じゃない」とか思ってるのかもしれない。長浜屋で観察してると、一杯目を食べ終わるちょっと前に「ばりかた!」などと言って替え玉を頼み、一杯目を食べ終わった瞬間に二杯目の麺がチャポンと入れられる、というすごくスムーズな流れができあがっていた。だいたいの人は一杯目は何も入れずに食べ、二杯目からはテーブルの上に無料で提供されている辛子高菜や紅しょうがなどを入れて味に変化をつけているっぽかった。素人のわたしは、いきなり高菜を入れてしまい、もとの味がよくわからくなってしまった。アキは他にもいくつか連れてってくれたけど、その中では「鈴木商店」というところのがおいしかったかな。あと、久留米の「大砲ラーメン」も好き。それにしても、福岡の人たち、ラーメンは「ばりかた」を好むくせに、うどんは「やわ」を好むのはなぜなのか。
スーパーのラーメンコーナーに行くと、「うまかっちゃん」がものすごいスペースを陣取っている。しかも種類も豊富。「博多 からし高菜風味」「久留米風とんこつ」「熊本 火の国流とんこつ 香ばしにんにく風味」「鹿児島 黒豚とんこつ」「うま辛かとんこつ」。オリジナル以外にも5種類も! 大阪ではオリジナルしか見たことなかったよ。東京ではそもそも「うまかっちゃん」売ってなかった気もする。福岡にいる間に、全部ためしてみよう。これを書きながら、気がついたことがある。「うまかっちゃん」って博多弁だったのか!つまり「おいしいよ」みたいな意味? 子供の頃、おばあちゃんちに「好きやねん」と「うまかっちゃん」(その二つはなんとなくパッケージのイメージも似てる)があって、それを見たわたしは、「うまかっちゃん」の「ちゃん」は、「しずかちゃん」とかの「ちゃん」だと思ってた。しかも親戚に「かっちゃん」と呼ばれてる人がいたので、「うま/かっちゃん」で分けてたかも…。4,5歳で思い込んで、はや25年。今日その誤解がようやくとけました。そういえば「好きやねん」は九州には売ってない。もしかして、東京にもない? だとしたら、おみやげにいいかも。この前、英会話のクラスに埼玉から転勤してきた生徒さんが、言ってた。「しょうゆラーメンが恋しいです」って。そうか、やっぱり関東の人はしょうゆ味をベースに育ってるんやね。
ちなみに、わたしの中で昔から不動のインスタントラーメンベスト1は「サッポロ一番の塩味」です。


5/27

土曜日は、仕事のあと、隈研吾のスタバを見に太宰府へ。木がたくさん組まれていて、かっこいい。でも、個人的には、大濠公園のスタバの方が落ち着けるかな。太宰府に来る人たちは参拝がメインだろうから、スタバでそこまでゆっくりしないだろうし、そんなに落ち着けるスペースである必要はないのか。一時期スタバそのものを嫌悪してたときもあったけど(あきらかにイギリス人の影響…)いまはそうでもない。完全禁煙なのもあって、安心してシンくん連れて入れるし。太宰府では、一応お参りもした。古い神社やお寺の木々って、独特の色をしてる。緑がやわらかでそれでいて印象が力強く、そのまわりの空の色も、違って見える。出雲大社に行ったとき、それをいちばん強烈に感じた。
今日は、午前中にアキがコーナンで白い格子(名前わからんけど、かばんとか引っ掛けられるやつ)をゲットしてきてくれた。うちの家の窓はちょっと特殊で、床から50cmくらいのところからはじまっている。なので、窓をあけると子供でも簡単に身を乗り出せてしまう。シンくんがキッチンに攻め込んでくるのは全然かまわないけど、窓から落ちたら(うちは2階で、下はコンクリート)取り返しがつかないので、早めに対策を講じておくことにした。
午後は大濠公園で、念願の白鳥ボートに。妊娠中、毎日のように公園を歩いていて、うまれたら絶対3人で乗りたいと思っていた。その小さな夢が叶った。水上ではすずしい顔だけど、見えないところで足をばたばたさせてる仕組みが、本物の白鳥と同じ!というまあどうでもいいっちゃいいことに、ペダルをこぎながら気づく。シンくんは最初ちょっと怖がってたけど、すぐ慣れて、ハンドルを楽しそうに操作していた。
毎晩シンくんを寝かしつけながら、不思議な感覚におそわれる。眠気が、同期するのだ。単に、抱っこしてるシンくんがあったかくなるから、とか、授乳してると眠くなる、とかそういうわかりやすい理由だけではなく、彼にざっぱーんと押し寄せてくる眠気の大波に、わたしもざぶんとのみこまれる感じ。まだ母乳を飲んでるシンくんとは、肉体的に完全に分離されてないのかも。そういうのってほんとに今だけだと思うので、貴重な時間を味わおう。
そういえば、わたしの1歳のときからの幼なじみは、高知県で助産師をしていたのだけど、この前旦那さんともども仕事を辞め、まだ小さい二人の子供を連れて、家族みんなでタスマニアに行ってしまったみたい。あっちでヘルパーの資格を取るそうな。たくましい!

5/25

えりーちゃんが、「The Great Gatsby」のトレイラー をリツイートしてて、それを見たわたしも、うわあとなった。「ムーラン・ルージュ」の監督らしく、たった数分感のトレイラーの中にはすでに、あでやかでものがなしい空気がただよっている。なにより、成熟したディカプリオが、ジェイ・ギャツビーにあまりにもぴったり。 最初の登場シーンで鳥肌が立った。彼の言う「old sport」ききたいなあ。日本では2013年公開予定か。なら、シンくん2歳になるし、預けて観に行けるかも。
子育ては、細部だな、と日々おもう。授乳とかオムツ替えなんかはまだわかりやすい分、はなやかな部類に入る。食べこぼしたごはんつぶが乾いて床にはりついてるのを、一生懸命こすり落としたり、陽射しが強いのでかぶせた帽子を、脱いではポイッと投げ捨てるのをエンドレスで阻止してかぶせなおしたり、マグマグの細かいみぞについてる茶渋をつまようじで掃除したり、そういう些細なことのくりかえし。それをただ面倒なものととらえてしまうと、毎日がしんどくなる。とはいえ、ごはんつぶを見て見ぬフリしたり、帽子かぶせるのをさっさとあきらめたり、茶渋くらいじゃ死なへんわ、とひらきなおることも多々。それくらいの適当さがないと、やってられない。細部のつみかさね、というのは、子育てに限らず、勉強も、仕事も、ぜんぶそう。そこに楽しみや喜びを見出したもの勝ちだろうな。
何かにチャレンジしてくじけそうになるたび、思い出す言葉がある。東京で、スイミングスクールに通ってたとき、クラスメイトだった矢部さん(83歳のおばあちゃん)が、泳ぎ終えたあとの更衣室で、洋服に着替えながら仰ったこと。「私ね、この前、絵を習いはじめたの。へたっぴだけど、今からやれば、次生まれ変わったら、画家になれるかもしれないでしょう」もしかして、今、何かの才能にあふれている人たちは、前世の終わりかけで、あきらめずにトライした人たちかもしれない。

5/22

二日前、菅さんがうちのコーヒーミルを見ながら「子供の頃、弟がミルに納豆を入れてひいたことがあった。ひきわり納豆を作ろうとしたらしい」と言っていたのを、ミルを見るたびに思い出してしまう。弟、賢いなあ。そんな菅さんがお土産でくれたお茶は「窯炒茶」。かるくって、とてもさわやかな緑茶。販売元は、東京都港区南麻布なのだけど、お茶の生産地は佐賀県武雄市だった。茶葉はずいぶん旅して、うまれ故郷近くに戻ってきたのか。わたしがパッケージを見ながら「佐賀もお茶作ってるんやなあ」とつぶやいてたら、アキが「嬉野とか有名やん」と返してきた。そ、そういえば、ぎんなんの家(嬉野)に新しくやってきたわんこ(名前:こうめ)がこの前、山に二度目の脱走して、「茶畑に紐がからまってた」ところを発見されたって言ってたな! 佐賀県の武雄といえば、アキの大学時代の友人の出身地なのだけど、住所が「武雄市武雄町大字武雄○ー○」。このさい「武雄」でよくないか?!
八百屋にて、「シシリアンルージュ」(トマトの一種)を買ってみたら、すごく味が濃くておいしかった。シシリアンと言いつつ、熊本産。八百屋で働いたのをきっかけに、野菜への興味が爆発して、こつこつ知識はためてるけど、そろそろ実践にうつしたくなってきた。野菜、作ってみたい。あと、そのうち八百屋さんの話も書きたい。

5/20

小林さんと菅さんが来福。うちでごはん食べてビール飲んで、大濠公園歩いてスタバでお茶して、九大の箱崎キャンパス見に行って、空港まで送る。福岡って住むには抜群だけど、観光名所があんまりない。太宰府お参りして、ラーメンとモツ鍋食べて、屋台行ったら、とりあえずもういいかな…みたいな。福岡を起点に長崎、佐賀、熊本、大分という自然や温泉や見どころ満載の土地に行けちゃうし。二人はそのコース+長崎(しかも市内観光ではなく軍艦島クルーズのみ。コアだなあ)に行ったみたい。二人からの情報によると、太宰府に最近できたスタバは隈研吾がデザインしたらしい。近日中にぜひ見に行きたい。今日はスタバで、わたしはラベンダーアールグレイのティーラテ、アキはホットコーヒー、シンくんは全粒粉のスコーンをすこし。小雨がぱらついたけど、そのあと陽がさして、公園はあいかわらずきれいだった。ものすごく大きな白い犬(名前はレオ)にさわらせてもらって、みんな大満足。レオは一歳なので、まだこれから一回りも二回りも大きくなるらしい。近所のこどもに尻尾の毛の一部を三つ編みにされても怒らない、温厚な性格。わたしはやっぱり小型犬より大型犬が好き! 小学生の頃使ってた「ムツゴロウの学習ノート」の裏表紙に載ってたセントバーナードを見て、「将来買うならこういう大きな犬がいいなあ」と憧れたものだ。
小林さんがうちに上がってびっくりしながら笑顔で言った。「赤ちゃんがいるのに、サークルやゲージが一切ないんだね。今まで行った赤ちゃんのいる家には必ずあったけど」意識したことなかったけど、たしかにそう言われてみれば、そうだ。なのでシンくんはわたしの料理中もがんがんキッチンに攻め込んでくるし、引き出しをあけしめしたり、洗濯機(ドラム式)をのぞきこんだり、何かしらあぶなっかしいことをしている。だから、サークルで囲わないのとくらべて、彼がけがをするリスクは高いだろう。でも、そうならないように常に気をつけて見ているつもり。さわっても安全なものだけがあるところに子どもを置いておくと、安心だし、らくちん。でも、子どもはそれじゃきっとつまんないだろうな、と思う。(そういうとこだけに置いておくと、なかなかハイハイをしない、ときいたこともある)「子どもの自主性を尊重する」って、ことばでは簡単だけど、実際やろうとすると、ずーっと観察してなきゃいけないので、大変。放っておくんじゃなくて、放っておいてるフリをしないとだめなんだよなあ。じゃないと、ほんとに危ない一線を越えそうになったときに守れないし。子どもの好奇心をみたしてあげるためには、親の根気が必要ってことか。
小林さんたちといるとすごくラクで楽しいのは、出会ったときからずっと変わらない。でも、そこに流れる色あいや質感は毎回変わる。変わり方も、びみょうなときとダイナミックに変わっているときがあって、今回は後者だった。池ではなく、川のような関係性は素敵だ。

5/10

昨日はシンくんの1歳の誕生日だった。見つけたレシピを参考に、ホットケーキミックスにバナナとすりおろしたりんごを混ぜて炊飯器でスポンジを作り、水気を切ったプレーンヨーグルトでデコレイト。いちごがあいかわらず激安なので、これでもかというくらいふんだんにのせて、見栄えはなかなか立派なケーキ。(クリーム塗るのへたくそなので、いちごをのせまくってごまかす)しかし、そもそも食べることに淡白なシンくん、たったの一口も食べず…! まあ記念写真が撮れたからいいか。わたしとアキからのプレゼントは、木製のミニピアノ。べつに「将来ピアニストになってほしい!」とかはぜんぜん思ってないけど、音が鳴るものが大好きなので。しかしいちばん楽しんでるのは、他でもないわたし…。いつかまた、ピアノをもう一度習いたい。
夜は、わたし一人で、薬院の近くで行われていたトークショーへ。福岡デザイニング展の一環。テーマは「活版印刷と電子書籍」について。なかなかおもしろかった。
写真を見せて!とのリクエストがたくさんあり、一人一人にメールするのがめんどうだったので、本名の方のfacebook(普段ほとんど使ってない)に写真を何枚かアップした。ひさしぶりな人たちから色々コメントが。そのうちの一人が、16歳だったわたしに日本の外を初めて見せてくれたDiana。なんと彼女も2年前にギリシャで出産していた。パートナーのDarkoとはまだ法的には結婚してなくて、まあ数年後にでもしようかな、という感じらしい。彼は、プロのバレーボール選手。ギリシャやパリで数年過ごし、去年の秋に、実家があるトロント郊外に3人で戻ってきたとのこと。ディアナが「そのうちスカイプしよ~」とメールしてきたので、「うん、しよしよ~」と返したのが昨夜遅く。そして今朝さっそく「今はどう?」とメッセージが。うーむ、あいかわらずの行動力…。息子のMaksim、めちゃくちゃ可愛い。2歳にしてすでに3カ国語(英・仏・スロベニア)理解している。「母親業、どんな感じ?」とディアナにきいたら、ものすごい笑顔できっぱりと「I love it!!」すばらしい。なんと彼女らしい回答。ギリシャでは専業主婦をしていたディアナだけど、トロントでは、また弁護士として働きはじめたみたい。今はダルコが、主夫をしている。いろんな夫婦のかたちがあるなあ。


去年ノートにつけていた日記の、5/9分はぎっしり4ページ分ある。
その中からほんの数行だけ抜粋。


出てきた赤ちゃんは、意外と毛がふさっとしていて、
耳が大きく、鼻も大きく、
たぶんまゆ毛はアキゆずりのおにぎりで、
爪は伸びていて、手足はしわしわだった。
耳がめちゃ福耳。口はアヒルみたい。
お湯でキレイにしてもらったあと
また抱かせてもらうと、両目がぱちっとひらいていた。
まぶたははれぼったいけど、黒目がきらきら。
泣き方はまだ可愛らしくて「ふえ~ん」。(高めの声)


産まれたよ!という報告メールを、長崎に住む友人にしたら、「寝る前に未読だった谷川俊太郎の本を何となく本棚から取って読んで、詩を一つ読み終えて電気を消したときに携帯が(メールの着信で)光ってることに気づいた」という。その詩は「ぼく」。長いので、最初のところだけ引用します。

ぼくは
うまれた
かぶとむしが
くりのきをはい
みずたまりが
かすかなゆげをあげる
あさ
めもみえず
みみもきこえず
ただくちだけを
おおきくひらいて
はじめての
くうきのつめたさに
ひめいをあげ
ぼくは
うまれた

5/5

連休前半は家族総だおれだったので、その疲れを癒すべく、佐賀は古湯温泉へ。今は福岡の早良区に住んでいるので、三瀬峠までは案外近い。行きはアキが運転。天気がよく、シンくんは暑がるので、ベビーシートに取り付ける用の保冷剤セットを持って。これからの季節は必携。
家族風呂が予約可能だという理由で「大和屋」さんを選んだ。古湯温泉には初めて行ったけど、温泉街じたいがわりと小ぶりで落ち着いていて、とてもよかった。大和屋さんも、清潔で、建物の中に光がよく入り、木々を上手に使っている。「今日は大安なので、結納が二件もあるんですよ」と、美人のおかみさん。着物姿で歩いている女性も見かけた。家族風呂は、六尺の大きな酒樽でできたお風呂。室内だけど、障子がぜんめん開け放たれ、半分露天風呂のような感じ。古湯温泉の泉質は、「約38度のぬるめの泉温とぬるぬるした心地良い肌触りという特徴から、『ぬる湯』と呼ばれている」そうだ。やわらかいお湯に、疲れがゆっくりとけてゆく。お風呂が大好きなシンくんも楽しそう。日によっては、「薔薇風呂」になるらしく、その薔薇が一輪落ちていて、シンくんはめざとくそれを見つけて、花びらを一枚食べてしまった。
お風呂を上がると、昼食の時間。宿の喫茶で、「三瀬鶏のカレーセット」をいただく。付け合わせのサラダには、みかんのドレッシングがさっぱりと使われていた。ドリンクに、わたしはびわ紅茶、アキはアイスコーヒー。びわ紅茶って、びわの葉茶と紅茶を混ぜてるのかな?と思いきや、実の皮を使った紅茶とのこと。ほのかにあまくて、おいしい。あと、デザートに抹茶のロールケーキ。中のクリームには栗が入っていた。
大和屋さんの玄関先には、立派な五月人形が飾ってあって、シンくんと並べて写真を撮る。「『これ、うちの玄関です』って言ってブログにアップしようか」などと言いながら。
帰りはわたしが運転。田舎ののどかな道を、誰にも(特に後ろの車に)せかされずにゆったり運転するのって、すごく好きだ。左右にひろがる山の新緑や、畑に咲く菜の花と一体になって走っているような気分になれるし、なによりそこには小さな自由がある。止まるも、進むも、どの道を行くも、わたしの自由。ちょうど藤の季節なので、あちこちに咲いている。藤棚に整然と咲いているのもきれいだけど、山の中で、のびやかにツルを伸ばして、たくましく咲いている野生の藤が、ものすごく美しい。背景の深い緑の効果で、藤のむらさき色がいちだんとあざやか。まるでぶどうのよう。
午前に家を出たので、15時には家に帰ってきた。夕方、商店街で菖蒲の葉を買う。一束100円。子連れの人はもちろん、子連れじゃなくても、買って手に持って歩いている人たちがたくさんいる。大阪や東京で、こんなにみんな菖蒲を買ってたっけな? わたしが気づいてないだけ? 夜、お風呂に浮かべて、シンくんの健やかな成長を願う。上がってから、柏餅も食べた。こどもの日。

5/3

5月になった。去年の今ごろは、毎日「今日生まれるかも!」って思っていた。それでも毎日2時間くらい歩いていた。たくさん歩くと安産になるし、体力もつくから産後にも役立つってきいて実践したけど、ほんとうにその通りだった。しかし1年前は、まだシンくんわたしのおなかの中にいたんだな。おなかの中にいるときから、よく動く子だった。
2日前、シンくん発熱。風邪。薬を使うことなく(今って、できる限り様子見が基本で、むやみに薬を使えって言わないお医者さんがふえてるのかな)治る。でも治るまではぐずぐず。わたし自身も体調が悪いときはずっとぐずぐず言う子どもだったので、その気持ちはすごくよくわかる。ぐずぐず言うことで不安感を発散するのだ。昨日は一日中抱っこ。今日はすっかり元気に。そして代わりにアキが熱に倒れる。風邪の症状はなく、疲れがたまってたみたい。
もともとけっこう熱を出しやすい体質のわたしなのだが、妊娠してからというもの、一度も発熱していない。軽い鼻風邪程度ならあるけど、病院に行くようなたいそうな風邪や病気に、一度もかかっていない。それは、「自分は絶対倒れられない!」というふうに張りつめているからかもしれないし、体質が変わったからかもしれない。友人は「母乳をあげてる間は一度も風邪引かなかったけど、やめたらまた引くようになった」と言っていた。関係あるのかな?
アキのために、夜、自転車でスーパーに走る。スポーツドリンクと栄養ドリンクをたのまれたけど、ついでに、アイスとうどんとパンも買った。今日は5月にしてはひんやりしていて、風がとても心地よかった。夜に一人で自転車に乗るのなんて、いつぶりだろう。スーパーまでの道のりでは、一人ってなんて身軽!とのびのびしてたのに、スーパーの中で小さい子をみたら、もうシンくんのことを考えてしまう。帰ってきたら、寝てたはずのシンくんは起きて泣いていて、いつもだったらあやしてくれるアキも、39℃の熱で起きあがれず。たいへんだたいへんだ。こういうときに発動するのって、母性本能というより、人間の本能だと思う。
プロフィール

織田 りねん

Author:織田 りねん
<おりた りねん>

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