10/24

今日は朝からざーざーぶり。かと思いきや昼からは晴れて。この雨雲が去ると冬っぽい空気になるのかな。
「about a boy」を観る。観るのは初めて。好きな映画だった。いつ公開されたんだっけ? と思ってネットで検索したら2002年で、ついでに主役の男の子の今現在の写真まで出てきたので、うわ、と思った。12歳から20歳の(特に男の子の)変化ってすさまじいものがある。けっこうかっこよくなっていた。あと、映画の中に出てきたバーが、昔(今も?)ケンさんがマスターとして働いていたバーとすっごく似ていた。というかたぶんそこ。学生のわたしには敷居が高いバーだったので、ちょこっと遊びにいって、一杯だけケンさんのおごりで飲んで帰ったっていう思い出。

10/23

レンタルビデオ屋さんでローソンのからあげくんのクーポンをもらったので、引き換えに行ったら、新米のてんぱったバイトさんに「からあげくんは、何味がありますか?」と言われた。突然のクイズに、一瞬え~と…って考えちゃった。
歩いていたら、道端のミラー(オレンジのやつ)をのぼり棒みたいにして上の方にのぼっている女の子がいてびっくり。
夜は監督の自己満足としかいえない映画を観てしまい、がっくり。
大阪にいるアキから「この街は何もかもが笑いを取ろうとしている」というメールがくる。ずっと住んでると実感がわかないけど、たまに帰ると「…おお」って思うんよね。昨日の話とも関連してるけど、すべてをネタにっていうあの精神!
何かを笑いにするには、そのものごととの中心からぱっと離れたところから見なくてはいけないので、その文化に慣れていない人にとってはそれが冷たく感じたり、怖かったりするみたいだ。テレビの中で見てる分にはいいけど、実際自分の身にあの高速で切れ味ばつぐんの球が向かってくると、うわ!って思うみたい。みたいっていうか、久しぶりに帰るとわたしでさえそう感じるから。
基本的に笑いを生み出すのはひらかれた心の態度だと思うのだけど、「会話にはかならず笑いをいれねばならぬ!」というところまでいってしまうと逆にとじてしまっていることになる。

10/22

宮古島でお世話になったしぃちゃん(妹の仲良し)に無事赤ちゃんが生まれたそうだ。男の子だって。彼女の地元はもともとわたしたちと一緒で大阪なのだけど、宮古で生むっていう決断をしたのがすごいと思う。いま香港に住んでる爆裂お母さん (大阪人) が来てくれてるみたいだけど。しぃちゃんの爆裂おかあさんの爆裂ぶりは前々から妹を通してきいていたが、実際に宮古島に行ったとき偶然いらしていてお会いすることになり、そのパワーを体感した。大阪市内の親戚付き合いに慣れているわたしでも「おお…」と思った。ぜひまたお会いしたい。
前の日記にも書いたけど、しぃちゃんの彼氏(現だんなさん)の車がサイドブレーキ引き忘れで海に転がり落ちていったときの話もすごかったなぁ。「見慣れた車が坂道歩いてるうちらの横をころころって転がっていって…ぽちゃん…。笑いの神がおりてきた」っていうメールとともに海に沈んだ車の写真が送られてきた。人によっては悲惨ととらえるような状況でもそうやってユーモアで笑い飛ばせる心のひろさは、本人だけじゃなくてまわりの人をすくうことが多いだろうな。
たまごがまだたくさんあるので、ほうれんそうのキッシュ(風)を作る。アキは友人の結婚式に出席するため、大阪へ。

10/21

連日、自分が小学生だったときの夢を見る。舞台は学校だったり、家だったり。家の中でも妹や弟たちはちゃんとそれ相応に幼くておもしろい。自分がもっと幼いときの夢も、この前見た。
そういえば、昨日またまたアキの会社の後輩、ムーコ(アカサカワラカスの一員)が福岡に来ていた。仕事で。仕事って言っても、とある回転寿しのチェーンがとある駅前に開店するので、それのオープニングをにぎわすための漫談をやりに。そのとある駅というのが、天神かどこかかと思ってたら、都心から離れたアキの大学の最寄り駅だった。そんな状況なのでもちろんアキはお昼休みに見に行ったらしいが、ムーコが魚のかぶりものを着て板前役の先輩と漫談をくりひろげたのは、寿司屋の待ち合いスペース。写真見せてもらったけど、10人くらいしか観客(っていうか順番待ちの人)はいなくて、その中でもちゃんと見てる人3人くらい…。このためだけに福岡に?!って言いたくなるけど、あの会社の営業だと思えばまあ納得はゆく。(普通の営業業務や接待もあったのかもしれないけどさ)

10/20

しのちゃんにさそわれて、イムズでやってる「ノルシュテイン&ヤールブソワ」展を観に行く。名前はどっかできいたな~という程度の認識で、よく考えたら昔しのちゃんちのフラットで本を見た記憶。ヤン・シュバンクマイエルなんかも彼女経由で知った。会場についてみたら、ポスターを数ヶ月前にどっか違う街で見た!というこれまた曖昧な記憶がよみがえり、受付でさわいでいたらお姉さんが「神奈川と高知を巡回してました」と教えてくれた。そうだ、高知だ。車で通りすがったとき「あ、ちょっと観たいな」って思ったんだった。弾丸ツアーだったのでもちろん通り過ぎただけだけど。
フランチェスカ・ヤールブソワのペインティングが、可愛くて、暗くて、好きだ。北ヨーロッパとかロシアとか、寒くて冬が長い土地で描かれる光は、なんだかさわれるような質感がある。全体の暗さゆえに、光や色がひきたつ。しのちゃんが、Annaのつくるアニメーションの雰囲気と似てるって言ってた。たしかに。ノルシュテインのライフワークであるという「外套」は、できあがった部分だけ公開されてたけど、生身の人間を撮った実写より、動きがなまなましい。こまかい。こまかすぎて何度も笑いそうになってしまったくらい。果たして完成することはあるのだろうか…。本当につくることが好きなんだろうなあ。好きじゃないと、絶対できない。
ランチしたり、ブックカバー展をひやかしたり、公園でお茶したりして、たくさんしゃべる。今朝しのちゃんが作ったっていう試作品のベーグルももらった。酵母から自分で作ってるそうだ。素朴な甘さがあって、歯ごたえがあって、すごく好きな味だった。また下さい…。
夜は、キャベツとミンチのトマト味の重ね煮込み。つまりは「ロールするのがめんどかったキャベツ」。

10/19

散歩してたら、まだ成猫になっていない、でも子猫ではない若い猫が目の前にあらわれた。色はグレー。きれいだなーと思って見ていたら、飼い猫なのか、甘えてすりよってこようとする。そしたら突然動きが止まった。なんだろ、と思ったら近くの垣根にカラスがいる。猫はそっちに釘付けになったので、わたしはちょっと離れたところから成りゆきを見守る。さっきまでの甘えた態度から豹変(猫変?)して、垣根にそーっと近づく猫。気配と音をぴたっと消していて、かっこいい。カラスは、全然猫の方なんて見てないのにどうやら気づいたらしく、さりげなーく、ぴょこぴょこと場所を移動する。気づいてないフリをして、猫を微妙にからかっている感じすらする。前にも、カラスと猫のやりとりを見たことがあるけど、そのときもカラスの方が一枚上手っぽかった。
モスに行って、ポテトにつけるケチャップを頼んだ。そしたらお皿になみなみ、もうあふれんばかりの量がきた。東京のモスだと、ポテトに対してケチャップが少なすぎて、ちょっと足りないなーっていう感じだったのだ。お皿はまったく同じもの。こんなところまで、福岡仕様。
最近は、一枚の写真に励まされる日々。

10/18

土鍋のレシピ本を買ったら、これまでもよくつくっている白菜と豚バラの焼酎蒸し煮が載ってた。これを作ると冬が近づいてきた感じがする。花椒を散らすっていうのがあたらしい。でも、洗うのが面倒なので結局大きめのフライパンで作ったっていう。つけあわせのごまだれを毎回作りすぎるのだけど、今回は適量におさめられた。
デリケートとか繊細とかそういう形容詞って、使い方によってはかなり攻撃的だなあと思った秋の夜。

10/17

たくさん寝たはずだけど、なぜか顔にくまがある。
ドライマンゴーをプレーンヨーグルトの中に入れて1晩か2晩置いたら、マンゴーが本物の果実みたいにぷるぷるになるっていうのをネットで見つけて、たいした期待はせずに試してみる。カルディで買ったセブ島のやつをはさみで小さめにカットして、砂糖を入れてないヨーグルトの中にてきとうにいれる。マンゴーが水分を吸うことで戻るので、いれすぎないように注意して、蒸発しないようにふたするか、ラップをきちんとかける。そして1日半くらいたって食べてみたら、「!!」予想以上においしい。マンゴーは、本物の果実っていうのは言い過ぎだけど、たしかにぷるぷるでしっとりしていて元ドライとは思えない。そしてヨーグルトも水分が消えて、マンゴーの甘みがほんのりうつり、すごくコクのあるものになっている。びっくり。何年か前に流行った裏技なのかな? またすぐやろう。
人って比喩でしか色んなことを話せないのかなあ、と思ったけど、よく考えたらことばそのものが比喩みたいなものなので、当たり前か。誰かを想う気持ちとか、空の高さとか、風の強さとか、ことばに置き換えているだけ。誰かにそれをつたえるときにことばは役立つことが多いけど、ことば以前のものを自分が腰を据えて感じていないと、ただの空虚な響きになってしまう。

10/16

そうじをして、アキが実験の準備をするというので、またわたしもついてって、図書館でまったり過ごす。大学のそばにあるイオンの中に入っているパン屋さんは種類がとっても豊富で、回転がはやいから焼きたても多くて、どれもおいしい。ショッピングセンターの中だから、あんまり情緒はないけど、いまのところ福岡でいちばん気に入っているパン屋さん。イオンには世田谷ではよく見かけたカルディも入っていて、ドライマンゴーとルイボスティとリンツのチョコを買ってしまった。
先週温泉に行ったときの男子アホトークの中で好きだったのは、ユウスケくんの「四捨五入すればタダ」ってやつ。「温泉手形1200円やって」「え~やすっ四捨五入すればタダやん!」という風に使う。(意味はないので、深く考えないで下さい)
あと、その応用パターンで、「上戸彩、もたいまさこ、四捨五入すればどっち?」ってやつ。もちろん女の子を形容するときに使う。「でも五で上戸彩にまわされたやつは得やぞ」とか「いや、五、六くらいじゃもたいまさこに入れといた方がいいんとちゃう」「じゃあ八以降が上戸彩ってのは?」もはや四捨五入ですらない。っていうかわたしは正直、十がもたいまさこだと思ったけど、あえて言わなかった。

10/15

街のあちこちに、きんもくせい爆弾が仕掛けられていて、うっかりそのエリアにふみこむと、花の香りがたちこめる。爆弾って言いたくなるくらい強い匂い。
お世話になっている八百屋のお姉さんの誕生日が近いので(妹と同じ日だったので、一度きいておぼえていた)ちょっとした贈り物を探しにゆく。買ったのは、もうほんとにちょっとしたもの。贈り物って言うのが憚られるくらい。贈り物とかプレゼントほどおおげさじゃくて、誰かに何かあげるときの単語で、なにかほかにいいのないかなあ。粗品? つまらないもの? いや、それじゃニュアンスが…。 ぜんぜん意味はちがうけど、「小品(しょうひん)」とかいいかもしれない。
ボンタンアメを買ってみた。こどもの頃、よくばあばがくれた。オブラートが不思議で不思議で、アメ自体よりオブラートを食べるのを楽しんでいた気がする。あつこのおばちゃんも薬を飲むときに使っていたので、「ちょうだい!」と言ってオブラートだけを何枚も食べた。今考えたら、なんにもおいしくないはずだけど、とけるビニール(と思っていた)っていう不思議そのものを味わってたんだろう。

10/14

アキが「急にまた観たくなった」と言って、「RENT」を借りてきた。わたしは、映画版を観るのは初めて。
2002年の夏に、2週間かけてアメリカをアムトラック(列車)で横断した。そのとき NYC で観たミュージカルが RENT だ。当時 RENT のことなんて全然知らなかったけど、ニューヨークで演劇の勉強をしていた友達が、「今ブロードウェイでミュージカル観るなら絶対これ!」と言って、半額チケット売り場に連れて行ってくれた。話の内容をなにも知らないし、アメリカに行ってまだ半年ちょっとだったので英語もままならないし、そもそもミュージカルの歌詞を一度聴いただけでしっかり把握するのは英語が多少できたところで難しい。というような理解を妨げるであろう数々の困難を、みごとに吹き飛ばすくらい衝撃的な舞台だった。ショックと感動でしばらくぼーっと夜の街を歩いたことを覚えている。その後、ロンドンでも数々のミュージカルを観たけど、あのときの RENT の印象を上回るものはない。NYC には前年のテロの傷跡がまだ色濃く残っていて、それでも街は死なずにパワフルに動いていて、わたしは19歳だった。
LAに戻ってから、プッチーニのオペラ「ラ・ボエーム」が、RENT の話の下敷きになっていることを知った。ミュージカルのサントラも買って、何度も何度も聴いて、部屋でひとり歌った。今思うと、あれがけっこういい語学の勉強になったのかもしれない。それくらい思い入れの深い作品だから、映画版を観るのにはちょっと抵抗があったけど、観て、やっぱり号泣。字幕の日本語訳(歌詞)がかなり前のめりの意訳だったのでちょっとびっくりしたけど、ああこういう意味だったのかー!という場面もたくさんあった。やっぱりあのミュージカルを観たとき、ストーリーはあまりわかってなかったのだ。そして、人が感動するときに、いわゆる「あらすじ」という意味でのストーリーはあまり関係ない、ということにあらためて思い至った。歌にこめられたたましいの力は、言語もあらすじもかんたんに越えちゃう。

10/13

スポーツ飲料の炭酸割りは、いっときのブームで終わらずにけっこうコンスタントに飲んでいる。ポカリが多いかな。ポカリってどういう意味? といきなり疑問に思ったので、大塚製薬のウェブサイトで確認してみたら、「語感の軽い明るい響きを持つ言葉としてつけたもので、特別な意味はありません。」とのこと。もしこれがほんとだとしたら、すばらしい由来だと思う。しかもそれが長く広く受け入れられているし。「スウェット」は「汗」だから英語圏の人が飲みにくいとかいう批判を昔からよくきくけど、別にあえて英語圏の人が飲む必要はないのでは。「ポカリ」に意味はないって知って、ちょっとまた余計に好きになった。
あつこのおばちゃんからまた卵が届いたので、ちょっとひさしぶりにたまご焼きを作ったら、みごとに失敗した。豚肉のゆず胡椒焼きは成功。福岡では他に例を見ないくらいゆず胡椒が浸透しているので、スーパーでも誰々さんが作った手作りの、というような商品が手軽に買える。

10/12

じゅりから電話あり。やつは今ヒマなのでしょっちゅうかけてくる。
「あんた!おいしい食べ物見つけたで!」
「……なに?」
「ファミマとかで売ってる『茎ワカメ』の梅味!最近あたし見つけたら毎回買ってるねん!」(その後、茎ワカメとは何かっていう説明がつづくけど、そこは略。説明されんくても知ってるし)
「…ふーん…。それ以外おすすめのおいしいもん、ないん?」
「ん~ないなあ。それがとにかくイチオシやねん!」
何年か前にもじゅりにミスドの担々麺を絶対に食べろって言われて食べに行ったけど結局たいしておいしくなかったっていう思い出があるから、今回も全然期待せずに、でもファミマで見つけてしまったので買ってみた。うん、まあ、想像どおりの味……。食感はけっこう好きやけど、味はどこにでもある梅味というか。
「ノルウェイの森」、映画化の許可が出たこともすごいなあと思ったけど、ビートルズの原盤を使う許可までおりたんだね。原作は一度読んだきり記憶にもあまり残ってなくて、たぶんそんなに好きでもなかった。ので映画を観に行くかはまだ未定。原作大好き!っていう人より、期待度が低くていいかもしれないけど。

10/11

風がなくて、おだやかで過ごしやすい日。ソファでうとうとするのが気持ちいい。
誰かが結婚するとか、付き合ったっていう話を最近よくきく。昔にくらべて「別れた」って言うのをあんまりきかないなあ…と思ってたら、そりゃあ学生時代みたいに手軽に別れないし、結婚しちゃえばなおのことだから、当たり前か。だけどまたあと5年か10年くらいしたら、「離婚した」というような話がぽつぽつ出てくるのかもしれない。
結婚してみて思うけど、夫婦ってこどもの頃ぼんやり想像していたような「固定した役割」の関係ではなかった。日々自分も変わるし、相手も変わるし、相手の状態によってお互いの色合いを変化させつづけてゆく感じ。たぶんおばあさんとかおじいさんになってもそれは続くんじゃないだろうか。(色の幅は少なくなるかもしれないけど、その分グラデーションがこまかくなりそう)その色合いを楽しむことに意識的であれば、相手に飽きる暇なんてたぶんないと思う。けどそれを続けるためには心の筋肉みたいなものを毎日ちゃんと動かして、なまらないようにする努力は必要だろうな。

10/10

昨日一日動き回って疲れたので、今日は一日ゆっくり家で過ごす。昼はウディ・アレンの「Annie Hall」を観て、夜はブラマヨの「無限大番長」っていうDVDを観て。ぜんぜんちがうジャンルやなあ、と思ってたけど、自虐的なネタと妄想がどんどんふくらむ感じがよく考えたらちょっと共通してるかも……。
アキは昼、映画を観たあとクライミングに行ってたけど、ひさしぶり過ぎたのかちょっと腰をいためて帰ってきた。マットに飛び下りるときに変な着地でもしたのかと思ったら、更衣室に行く途中のソフトマットの上を歩いているとき、バランスを崩して腰をぐねったらしい。登る前ですか!もしかしたら昨日の長時間ドライブで腰が疲れてたのかもねえ。
東京にいるとき、わたしも一回だけ経堂のクライミングジム(室内)についていったことがあった。登るのに力はあんまり必要ないので(手や足を置くポジションをじょうずに探して引っ掛けるようにしてあがっていく、のかな?)女の子でも意外と登れたりする。初めてのわりにはうまい、とか言われてちょこっと登ったのはいいものの、数メートル登った時点で自分が高所恐怖症だったことに気がつく。しかもやっぱり初心者だからけっこう力を使って登ってしまい、手と腕にはもう同じルートで下りる力は残ってない。ジムのお兄さんとかアキに「マットやから大丈夫!とびおり!」と言われるも、下を見たら足がすくんでとびおりるのも怖い。結局手の力が尽きて、うおお!という感じで決死のダイブをしたら、お兄さんに「今の飛び下り方は危なかった!もうすこしであごを膝で打ってしまうところでした」と注意され、それっきり。たぶんもう二度とやらないと思う。

10/9

石井、ユウスケくんたちを黒川温泉へ連れてゆく、とアキが言うので、わたしも便乗。行きしなに(行きし、行きしなって関西弁?)ユウスケくんがジャンプを買ってしまったので、車中は少年漫画の話でえんえんともりあがる。わたしはジャンプなんて買ったこともないけど、弟が二人いるおかげで微妙についていける。というかやっぱりメインはワンピースばなし。わたしとアキは56巻までしかまだ読んでないので、お願いだからそれ以降のことは言わないで!と二人に頼みこむ。でも、石井が「同期たちとバーソロミュー・くまって一体誰なんだ」という話をした結果、すごい予想が出たらしく、ひそひそ話でそれをユウスケくんに伝えた瞬間、彼は「うおおおおお!絶対そうだ!すげえ伏線!!読み返してええ!」と半狂乱になってしまった。気になる!
石井もユウスケくんも週明けの月曜日、仕事…憂鬱……と思うけど、はっジャンプの発売日!ワンピースが読める!と思うだけで気分が上がるそうだ。そこまで人々の支えになっている作品なんて、滅多にないよねえ。
ユウスケくんは、その後も温泉につくまでずっと何度も何度もワンピースを読み返していた。あの反芻を兼ねた集中力って、こどもの頃は自分にもあったけど、大人でも持ち続けている人はいるんだなあ。会話全般がなんだかアホらしくて、男子っていつまでたってもアホなんだなあ、と思う。ユウスケくんは「男子の世界といえばアフロ田中」と断言していたので、すごく読んでみたくなった。
黒川温泉は完全に観光地化していて情緒がない、という人もいたのであまり期待していなかったのだが、思っていたより良かった。いろいろなことがスムーズだし、きれいだった。宿つきのお風呂も30箇所以上あって、そこから3つ選んで入れる手形を1200円で買って、めぐる。今日行ったのは、新明館→のし湯→山みず木。どこも思ったより人が少なかった。たくさんお風呂があるので分散するのかもしれない。お湯に浸かってるとき、3箇所ともわたし一人か、もう一人誰かがいるだけだった。山みず木は中心からちょっと離れていて車じゃないと行けなかったけど、離れているだけあってやはり一番良かった。清流と林の真横に露天風呂があって、水の流れを眺めながら木々の下でお湯に浸かれる。次は泊まりたいと思うくらいすばらしかった。毎度毎度男湯の方から大はしゃぎするあの3人の声がきこえてきて、「あの会社の人たちってほんとテンション高いなあ…」と確認。何かを力いっぱい楽しむ能力に長けた人たちが多いのだ。さいご、山みず木のお風呂から上がって飲んだサイダーもおいしかった。
夜は、ユウスケくんはもつ鍋のやま中で飲み会があるというので、赤坂まで送って行って、わたしたちは鈴木商店でラーメンを食べて帰った。運転はずっとアキがしてくれた。お疲れさま。

10/8

アキの会社時代の後輩、石井が来福。まったく偶然のタイミングで同期のユウスケくんも(結婚式を兼ねて) 来福。先月は八幡も来たし、会社で仲良かった人たちが次々にアキに会いにきてくれる。夜、石井とアキとわたしと三人でごはんを食べにいって、いろいろ話す。彼の話では、同期の子たちも先輩たちも取引先の人たちですらも、アキのことを心配したり、恋しがったり、元気かなあって言ってくれているそうだ。わたしは自分のことじゃないのになんだか感激してしまって、ある意味めちゃくちゃな会社ではあったけど、すばらしい人たちがたくさんいたんだな、とあらためて思う。もちろんアキ自身が誠実に仕事をした、という結果でもあるだろうし。石井は健康的にずいぶんやせて、すっきりしていた。
先輩/後輩とか同期とかいう関係って日本(と儒教の影響下にある国)独特のもので、そういうのがわずらわしい、めんどくさい、って思ったこともあったけど、欧米に生まれてこの独特の関係性をまったく知らずに死んでゆくより、知ってた方がおもしろいなと今は思う。密接で愛にみちた先輩/後輩、同期の関係って、同性同士で堂々とゆるされている恋愛関係という側面がある気もする。もし欧米にこの概念があれば、いわゆる同性愛者はすこし減るんじゃないだろうか。(減った方がいい、という意味ではなく)
三人でごはんを食べ終えた頃、ちょうどユウスケくんから電話があったので、アキと石井は天神だか中州だかへ繰り出していった。わたしは夜通し飲む元気はないので、すたこらと家に帰る。

10/7

小さい「爽」(アイス)が4つ箱入りになってるパックの裏側に「日本の鍋には爽が合う!」というでっかいコピーとともに鍋のレシピが載っていた。寒くなると売り上げが下がるから必死の作戦か。そしてよーく見ると小さい文字で「この商品に鍋の具材は入っていません」という注意書きが! 入ってたら逆にびびるから。
爽といえば、中学一年の頃、なぜかこの文字が好きで将来男の子が生まれたら「爽」って名付けたいって思ってた。(今は思ってない)そしたら、幼なじみが今年生んだ男の子の名前が「爽之介」と名付けられたときいて「おお!」と思った。別の友達の子供も漢字は違うけど「そう」という音がついている。その時代時代で、良いなあと思う音の響きってきっとあるんだろうね。
今日は、大根、ごぼう、さつまいも、にんじんなど根菜たっぷりの豚汁。

10/6

レストランに入ったらはしっこが落ち着くし、部屋の中でも隅っこにいるのが好きだったりする。室内だけじゃなくて、公園とかでも木の下などを選んですわることが多い。まわりになーんにもないと、人はなんとなく不安になるものなんだろうか。だけどひろびろとした空間にあこがれている自分もいる。何かに隠れたり、もたれかかったりせずに、背すじを伸ばして歩けたらいいのに。
ふろふき大根が急に食べたくなって作る。東京にいるときに発明したオリジナル肉味噌のポイントは、赤味噌とはちみつと鶏ひき肉とゆず胡椒。

10/5

おかあさんからメールあり。内容は「きょうこ(妹)から電話があったのにあんたと間違えてしゃべってて、途中で話の内容が変だと思ってきょうこだと気づいた」というもの。わたし自身は似てるとは思わないけど、アキは昔から「笑い声がそっくり」と言っていた。顔もぜーんぜんちがうと思ってたけど、わたしがおでこを出して化粧をばっちりするとけっこう似てる、と弟にも言われた。年を取るごとにだんだん似てきてるみたい。
最近ぱらぱらと読んでいた辻邦夫の本のあとがきにこんな文章があった。「待つとは、時間の経過を一挙に跳び越えて、終りを見てしまうことから生れる心的な態度」だと。そのあとにはこうある。「夏の暑い日、葉かげで成熟してゆく果実を見ると、成熟するものだけが持つ静かな充実感がある。」最近のわたしは、なにごとにつけても待ってばかりだ。何かが始まるのを待ち、また別の何かが終わるのを待ち。そうではなく、ほんとうの意味で時間に委ねることができたら、もう少し楽になるかなあ、思ったり。

10/4

一日中強風。
新しいメモ用のノートを作って、はりきって一ページ目を書いたら裏表紙側で、上下も逆だった。気を取り直して表側に向け、続きを書く。昔はこういうのがゆるせなくて、そのノートはなかったことにしてもう一度新しいノートに書き直したりしてた。そういう変に神経質なところがマイルドになったのは、たぶんイギリスの美術教育のおかげかもしれない。結果ではなく、プロセスこそすべて、という。
アバターを観る。エンターテイメントのきわみ。すごい。ナヴィ族が英語を話すのはどうかと思ったけど…。ほんとは映画館で見たかったのに、引っ越しと重なって見逃しちゃったんだよねえ。3Dの大きな画面で観たかったなあ。

10/3

今朝はラフランスとりんごとミルクとヨーグルトでジュース作り。先週の失敗を生かしてりんごの量を減らしたので成功。
おかあさんから封筒が届いて、あけたらちびまるこちゃんの切手シートだった。まるこ好きのわたしが喜ぶだろうと思って送ってくれたのだろうが、じつは数日前、郵便局で見かけてすでに買っていた…。でもまあ切手はいくらあってもいいしね。今後脈絡なく使っていくと思うので、友人各位には、忘れた頃にまるこの切手が貼られた手紙が届く可能性あり。
三瀬のあたりまでまた水を汲みに行った。そのあたりまで行くと、同じ区とは思えないくらいほんとにのどか。もうすぐ見納めの彼岸花がたくさん咲いていて、緑の山と黄金色の田んぼ、赤い花のコントラストが鮮やかだった。絵の具とかで描くと仰々しくなるような組み合わせなのに、風景の中だとなんであんなにナチュラルなんだろうなあ。
夜は「キッチン・ストーリー」を観る。昨日のよりこっちのが好きだ。

10/2

アキが実験で昼から学校に行くというのでついてゆく。大学の図書館からは山の緑や、遠くの海が見えて、しずかできれいで大好き。数時間があっというまに過ぎる。わたしはずっと図書館にいたので、アキがなんの実験をしていたのかは全然知らない。
今日はAnnaの誕生日だ。去年の今頃ロンドンに着いたその日だったか次の日だったかが10/2で、彼女のフラットでパーティがあったことを覚えている。去年思い立ってロンドンに行っておいて本当によかったなあと思う。今年だったらなかなかそうはいかなかった。思い立ったときにやるって重要だ。その反射神経みたいなもの、にぶらせないようにしたい。
夜は「コジコジ」のつづきを観た。この調子でいくと最後の巻までうっかり借りてしまいそう。「ホルテンさんのはじめての冒険」も観た。冬のノルウェイが舞台。暗い冬の街を背景に、朴訥とした人々が淡々と描かれていた。明日も北欧ものを観るつもり。

10/1

とよみさんから新米が届く。ありがたい。八百屋で柿を買った。秋めく秋めく。
アキは風邪は(銭湯のおかげか)初期の段階で持ちこたえている。わたしは全然風邪気味じゃないけど、予防も兼ねて、しょうが、にんにく、ねぎ、ニラなどがたっぷり入ったスープを作る。肉だんごとか白菜も入れて。これはもううちの定番。いろいろ隠し味もあります。
スピッツのマサムネ氏が福岡市内で育ったっていうのは知ってたけど、今わたしが住んでるところからけっこう近いところだったみたい。というまったくミーハーな情報を得てちょっと喜ぶ。他の人だったらどーでもいいけど、マサムネさんだもんなあ。
そうだ、りえが受賞したコーヒーアート大賞の作品がHPにアップされてた。ここ。
タイトルは「ハシレハシレコーヒータイム」とても可愛い作品です。毎回思うけど、よくこんな細かい版画を作れるなあ。センスはもちろんだけど、純粋に技術力に感嘆。

9/30

9月ももう終わりか。なにごともなく平穏に過ぎてゆくようでいて、けっこう劇的な日々であったりもした。もしくは、劇的なことが起こってるようでいて、もっと大きな目で見れば、平穏そのものなのかもしれないけど。とにかくそういう、人の内側で起こってるような変化は、なかなか外からはわからない。職業とか住んでる場所とか年齢とか、そういうのじゃ判断できない。
この前図書館で「ねじまき鳥クロニクル」をぱらぱら見てたら、牛河が出てきた。そうか、ここにオリジナルが。村上春樹ってけっこうそういうことするよね。ねじまき鳥を読んだのはずいぶん昔だから全然覚えてなかった。でも、さらに昔、本を読む前までは「ねじまき島クロニコル」だと思い込んでたことは覚えてる。
そういえば、ホークスが優勝したなあ。もしもクライマックスシリーズで、ホークスとタイガースが勝ったら、阪神ファンが福岡になだれこんでくるのだろうか…。まあ、タイガースファンは、優勝したときロンドンのトラファルガースクエアでも集まっておおさわぎしてたから、驚くことでもないか。
今日もまた、バナナジュースを作って飲む。

9/29

なっちゃんに長々とメールを書く。昔はそれくらいの長さのメールをよく書いたけど、最近ではめっきり。途中で疲れて休憩をはさんだくらい。
この前hotmailがハックされて登録してあるアドレスみんなにスパムメールが送られてしまった。先月、先々月と友人たちからもそういうメールが届いてたから、流行ってるんだろうね。防ぎ方わかんないし、困ったもんだ。(届いちゃった人たちごめんね)でもそのおかげで10年以上音信不通だった小学校の友達からメールがきた。登録されてた携帯のアドレスには文字化けして届いたみたいで、「ひさしぶり~、ごめん読めなかったからもっかい送ってくれる?」って。これも何かの縁だろうと思って、返事をした。思いもかけないところで人と人ってふたたびつながるなあ。

9/28

近くにある私立の大学の中を散歩してみた。大きくて古い松の木があって、太陽の光に透けて、細い葉の一本一本がきらきらしてた。日本の大学生活って、今さら体験したいとは思わないけど、知ってるようで未知の世界なので、人の雰囲気などをつい観察してしまう。大学によっても全然違うんだろうけど、恋がメイン!という子が多いのはどこも同じっぽい。
りえがくれた可愛い模様付きのマスキングテープをよく活用している。マスキングテープ、大学時代多用したなあ。水彩画を描くときとか、工作とか、いろいろ。久しぶりに使ったけど、封筒に使うと、簡単に貼り直せるのがいい。
今、視界の端にでっかいキューピーがいる!と思ってびびったら、鏡に映った自分だった。

9/27

朝から夜までずっと雨。傘をさして歩いても、まだ手が凍えるような寒さはない。
風邪を引きかけているアキが銭湯に行った。彼は風邪気味だったり疲れがたまると、銭湯に行きたくなるらしい。温泉だったらもっといいんだろうけど。わたしだったらどういうことがしたくなるっけ?と考えてみたら、まあとりあえず眠る。あとはスープを飲むとか?
2週間ほど前、悪人ではないんだけど忙しすぎて状況が見えなくなっている人、に会った。自分自身のキャパシティがどれくらいかを正確に把握するのってほんとに難しい。高くみつもりすぎるのも、低く見下すのも簡単。「私は全然だめだから」と自分を低く見下したようなつもりでいて、無意識に高く見積もってたりすると(「ほんとはこんなもんじゃない」というふうに)一番負担がかかると思う。そういう人は、心を通じてからだに負担がかかりすぎ、風邪を引いたり病気になったりして、初めて自分が無理していたことに気がつく。そしたらまわりの人にもやさしくしてもらえるし。自戒をこめて思うけど、やさしくしてもらうばかりじゃなくて人にやさしくしたいなら、まずは自分のことをしっかり把握することだな。

9/26

護国神社で催されている蚤の市へ。けっこう本格的で楽しかった。でも、ヨーロッパの蚤の市を模してるだけ、という感じの店が多くて、その点はちょっとがっかり。ヨーロッパで買い付けてきたものを原価の5倍、10倍で売ってるだけだと、直接その国のマーケットに行った方がいいやんって思ってしまう。もちろんわたしをふくめみんながそんな簡単にヨーロッパに行けるわけじゃないので、需要があることは事実なんだけど。日本のアンティークとか雑貨のお店がもっとあってもいいのにな~。ただこの国では、家の中にある古い物を提供できる場所が限られている気もする。チャリティショップとかがあちこちあるわけじゃないし。古くて要らないものは捨てちゃうって人が多いのかな。それがうまくまわる仕組みをつくれば、マーケットに並ぶ商品ももっとヴァリエーションが出るかも。と批判的なことをいいつつ、ちょこちょこ買い物はしたんだけどね。出店のたこやきは高いけどおいしかったし。

9/25

今日は朝からりんごとにんじんとレモンでジュースを作ってみたけどちょっと失敗。ジューサーではないので、飲むというか食べるシロモノに。一応水分を、と思ってグレープフルーツジュースも入れたんだけど、全然足りなかったみたい。
昼からは北九州のリバーウォークでやってる「鴨居玲展」へ。わたし自身はそんなに興味なかったけど、おかあさんにポストカードをたのまれたので、まあ見に行ってもいいかな、と。初期の作品から時代を追うにつれ、だんだん重苦しい雰囲気になってゆく。きっと理想がすっごく高い人だったんだろうなあ。自身だけの中にその理想をもとめたんだとしたら、苦しくないはずがない。写真を見ると、とてもハンサムだった。今生きてたら82歳だって。おかあがほしがってた絵のカードは、残念ながら見当たらなかったので、別のを2枚買った。
そのあとは門司港に行き、名物の焼きカレーを食べる。港のあたりは「門司港レトロ」というエリアになっていて、レトロっぽい雰囲気をつくろうとしてたけど、ちょっと微妙だった。そもそもレトロとは?って言いたくなる感じ。
夜、わたしとアキそれぞれの友人から「結婚します」っていう報告が。心から、おめでとう。
プロフィール

織田 りねん

Author:織田 りねん
<おりた りねん>

contact:
lingolinen*gmail.com
(*を@にかえてください)


copyright (c)2009-2017
Linen Orita All rights reserved.

最近の記事
カレンダー
09 | 2010/10 | 11
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -
月別アーカイブ
カテゴリー
FC2カウンター
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
このブログをリンクに追加する
QRコード
QRコード